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- 2025年11月10日
- お口が開いたままだとダメな理由
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日常的に口で呼吸している状態を「口呼吸」と言います。本来、人は鼻で呼吸するのが基本です。ところが口で呼吸する習慣が続くと、さまざまなお口のトラブルや全身への悪影響につながります。
①むし歯・歯周病になりやすくなる
口呼吸ではお口の中が乾燥し、唾液が十分に働かなくなります。
唾液には「自浄作用(よごれを洗い流す力)」や「抗菌作用(菌を抑える力)」があるため、口呼吸で唾液が減ると汚れが残りやすく、むし歯や歯周病にかかる確率が高まります。
②歯並びが悪くなりやすい
お口が開いた状態では舌の位置が下がり、前歯を内側から支える力が弱くなります。
すると、前歯が前方へ傾き出っ歯気味になったり、顎の成長バランスが崩れたりして、歯並びにも悪影響が出ます。
特にお子さまの場合は顎の発育期なので、歯列不正を招きやすくなります。
③口臭の原因になる
乾燥したお口は細菌が繁殖しやすくなり、ニオイの原因物質も増えるため、慢性的な口臭につながります。
④風邪やアレルギーにかかりやすくなる
鼻にはフィルター機能があり、ウイルスや乾燥した空気をブロックする働きがあります。しかし口呼吸ではそのまま空気が気道に入るため、のどが炎症を起こしやすく、風邪や扁桃腺炎などを繰り返す原因になり、免疫面でも不利になります。
⑤姿勢や顔つきにも影響
口呼吸の人はあごが後ろに下がり、首が前に出る姿勢になりやすいです。また、唇や頬の筋肉を使わないため「ぽかん顔」「だらしない口元」と見られることもあります。
まとめ
悪影響の内容 理由 むし歯・歯周病が増える 口の乾燥で唾液が働かない 歯並びが悪くなる 舌の位置が下がる・顎が育たない 口臭が強くなる 菌が繁殖しやすい 風邪をひきやすい 鼻のフィルター機能が使えない 顔つき・姿勢に影響 ☆お口が開いてしまう主な原因
原因 内容 鼻づまり・アレルギー 鼻呼吸が苦しいと無意識に口呼吸へ 舌の筋力不足 舌が正しい位置(上あご)に収まらない 唇の筋力不足 口を閉じる筋肉が弱い 姿勢の悪さ 猫背 → 顎が下がる → 口が開きやすい 幼児期のクセ 指しゃぶり・柔らかい食事・早食いなど お子さんの場合、 「舌の位置」 が特に重要です。
本来、舌は上あご全体にピタッとつくのが正しい位置(=安静時の舌位)ですが、口呼吸の方は舌が下に落ちており、結果的に歯並び・口元の筋肉の成長にも影響してしまいます。☆自宅でできるお口ポカン改善トレーニング(子ども向け)
お家で毎日少しずつ習慣にするだけでも、お口の閉じる力・舌の正しい位置を身につけることができます。むずかしいことはしません。楽しく続けられる内容にまとめています。
① あいうべ体操(お口まわり・舌の筋トレ)
やり方
1.「あー」大きく口を開く
2.「いー」口を横に大きくのばす
3.「うー」くちびるをしっかり前につき出す
4.「べー」舌を下に長く出す
(この時、あごが痛くなるほど強くやらなくてOK)1日:10回 × 2〜3セット
→ 口まわりと舌の筋肉が鍛えられて、自然と口が閉じやすくなります。
② 舌を上あごにくっつける「ポッピング」
やり方
1.舌先を前歯の少し後ろ(スポット)に置く
2.舌全体を上あごに吸い付ける
3.「ポンッ」と音を出しながらはがす1日:10~20回くらい
→ 「舌の正しい位置」を覚えさせる練習です。③ 口を閉じる力をつける「リップ閉じるトレーニング」
やり方
・口を閉じたまま唇に少し力を入れる
・鼻だけでゆっくり呼吸する
・テレビを見ている時など“ながら”でOK目安:10〜30秒 × 数回
→ 「だらんと開く」クセを少しずつ減らしていきます。④ 姿勢チェック
姿勢が悪いと首が前に出て、口が開きやすくなります。
チェックのコツ
・背中を伸ばす
・お腹に少し力
・あごを引くお家では「絵本・タブレットを見る時はうつむきすぎない」もポイントです。
☆保護者の方へ
お口ポカンは「クセ」ではなく、筋肉の使い方・舌の位置の問題です。
早めに気づいてトレーニングを始めることで、お口の成長・歯並びにも良い影響が期待できます。