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受付
- Q後期高齢保険証の負担割合について教えてください
- A
2022.10.31より後期高齢者医療における窓口負担割合の見直しがあり被保険者全体の約20%の方が1割負担→2割負担への変更になります。
2割負担になる所得基準が課税所得が28万円以上かつ「年金収入+その他の合計所得金額」が200万円以上(※)の方とのことです。2割負担の方の計算方法
影響が大きい外来患者について、 施行後3年間、ひとつき分の1割負担の場合と比べた負担増を、 最大でも3,000円に収まるような措置が導入されます。
高額療養費の口座が登録されていない方には、 施行に際して各都道府県の広域連合や市区町村から申請書を郵送。- ※同一の医療機関での受診については、現物給付化(上限額以上窓口で支払わなくてよい取扱い)。
- ※別の医療機関や調剤薬局、同一の医療機関であっても医科・歯科別の場合は現物給付の対象とならないが、申請によりこれらを合算したひとつき当たりの負担増加額は最大でも3,000円となり、超える分は4か月後を目処に、高額療養費として、事前に登録されている口座へ後日償還される。
とあります。
詳しいご説明をご希望の方は受付スタッフまでお問い合わせください。
- Q予約の取り方や変更について教えてください
- A
当医院では、完全予約制とさせていただいております。
電話予約・ネット予約・LINE予約にてご予約、変更が可能です。
LINEに関しては受付にてご登録をお願いいたします。
- Q駐車場はありますか?第2駐車場はどこですか?
- A
はい。建物正面にあります。
正面駐車場がいっぱいの場合には、黄色の斜線部分より建物裏に進んでいただき建物付近に止めるようにしてください。
(裏の家のご迷惑にならない場所にお願いいたします。)
- Q支払い方法について教えてください
- A
当医院では、保険診療・自費診療共に、クレジットカード、電子マネー各種がご利用いただけます。
- Q待合室でのキッズスペースはありますか?キッズルームの予約は必要ですか?
- A
当医院ではキッズルームを完備しており、ビデオやおもちゃ、本など、楽しんで歯医者に来ていただけるような場所をご用意しております。
予約なしにて年齢制限無くご利用いただけます。
また、親御様の治療中には保育スタッフがお預かりさせていただきます。
こちらも予約は必要ありません。お気軽にご利用ください。
- Qキャンセルポリシーについて教えてください
- A
当歯科医院は、皆様の口腔健康を最優先に考え、効率的で公平な予約管理を実現するためにキャンセルポリシーを設けております。以下に、当ポリシーに関する詳細を説明いたします。
予約の変更・キャンセルについて
1.予約の変更やキャンセルを希望される場合、できる限り早めにお知らせいただくようお願い申し上げます。
2.予約の変更やキャンセルは、前日までにご連絡いただけると幸いです。
当歯科医院は、皆様の口腔健康を支えるために努力しております。キャンセルポリシーの遵守にご協力いただき、誠にありがとうございます。
- Qマイナンバーカードは使えますか?
- A
予約をいただいた際、受付でマイナンバーカードをご提示いただけると助かります。もしカードをお持ちでない場合や、不明点がある場合は、受付スタッフにお尋ねいただき、サポートいたします。
当歯科医院は、患者様の情報を安全に保護し、信頼性の高い医療を提供することを約束いたします。マイナンバーカードの利用にご協力いただき、安心して治療を受けていただける環境を整えております。
何かご質問や疑念がある場合、どうぞお気軽にお知らせください。患者様の健康とプライバシーを守るために、最善を尽くします。
またマイナンバーカードは、保険証の代替にもなり、本人確認がスムーズに行えて診療や処方箋の受け取り時に、カードの提示により身分を確認し、正確な情報を提供いただけます。
- Q受付時間について教えてください
- A
当医院での受付時間については下記になります。
平日:午前8時45分より午後13時、午後15時より19時まで
土曜日:午前8時45分より午後18時まで
LINE・メールのご返信も上記の上記時間内となります。
また終了時間は多少早くなることもありますのでご了承ください。
- Qどのような感染対策を行っていますか?
- A
詳しくはこちらをご覧ください。
新型コロナウィルス感染症への対応について
- Qオフィスホワイトニングの予約方法について教えてください
- A
当院ではオフィスホワイトニングをご予約の際には2時間枠にてお取りさせていただいております。
前日に確認のお電話をさせていただきますのでご対応の程宜しくお願いいたします。
- Q初診時の注意事項について教えてください
- A
健康状態、服用中のお薬について
お薬手帳など、健康状態がわかる資料のご提示をお願いいたします。
お身体の健康状態やアレルギー、現在服用中の薬の情報をお知らせいただくことにより、安全に最適な治療がご提案できます。いただいた情報についてはプライバシー規定に従って厳重に保管されます。予約時間の尊重
問診表のご記入のため、予約時間も10分ほど前にはご来院をお願いしております。
皆様のご協力により、待ち時間を最小限に抑え、スムーズな診療を行うことができるよう心がけております。
初診時には、診療に必要な時間が通常よりも長くかかることがありますので、余裕を持ってお越しいただくことをお勧めします。保険証とマイナンバーカードの提示
健康保険証またはマイナンバーカードのご提示をお願いいたします。
適切な診療費の請求や診療記録の正確な管理が可能となります。治療の希望や不安の共有
どんな治療にも不安や疑問があるかもしれません。初診時に、どのような歯科治療を希望されるか、また不安や懸念事項がある場合、どうぞお気軽にお知らせください。患者様の要望を尊重し、治療プランを作成いたします。
何かご不明点がある場合、どうぞお気軽にスタッフにお尋ねください。
- QLINEの登録方法を教えて下さい
- A
受付にてお申し付け下さい。QRコードにてご登録いただけます。電話番号で自動登録されるLINEがありますがそちらに関しては現在ご利用できません。受付にてご登録いただいた方のみLINEでのご予約や連絡が可能になりますのでご了承ください。
- Q交通事故をした場合どの保険も使えますか?
- A
はい。可能です。保険会社によって請求方法が変わりますので受付にて保険会社名または書類をご提示下さい。
- Q診察券をなくしてしまった場合、手数料はかかりますか?ポイントは再発行できますか?
- A
手数料はかかりません。大人の方用診察券には清掃時にポイントが付いております。ポイントの再発行はできませんので無くさないようにご注意下さい。
- Qマイナンバーカードか保険証のどちらを提示すればよいですか?
- A
現在の所、どちらか1点をご提示いただければ大丈夫です。
- Qマイナンバーカードを使うと治療費が上がりますか?
- A
保険証と比べた場合、初診時のみ3割負担で6円ほど上がります。(令和6年4月時点)
- Q奥歯も保険適応で白い歯はできますか?
- A
可能です。様々な条件がある部位もありますが、令和5年12月より第2大臼歯(7番目の歯)まで保険適応になり、基本的には奥歯まで白い歯にできるようになりました。
- Qインプラント・保険外診療の保証について教えて下さい。
- A
当医院では審美歯科で5年保証、インプラントで10年の保証付きになっております。転勤などでお引っ越しをされた場合も保険のご利用が可能です。歯の装着時またはインプラントオペ時に加入証をご記入いただきます。詳しくはこちらをご覧下さい。
国内初の歯科治療保証会社 ガイドデント
国内初の歯科治療保証会社 ガイドデント「杉原歯科」
- Q市の歯科検診を受けたいのですが予約は必要ですか?
- A
現在当医院では妊婦歯科検診、子育て応援歯科検診、歯周疾患検診、20歳の検診が対象となっております。ご予約が必要となります。予約時に検診名をお知らせ下さい。
- Q販売品のみ購入したい場合はどうすればよいですか?
- A
予約以外の際にも販売品のみ購入に来院下さい。お待ちしております。
矯正
- Q歯科矯正での医療費控除は対象になりますか?
- A
すべての歯科矯正で医療費控除の対象にはなりませんが、下記の場合、医療費控除の対象にあたります。
歯科矯正が審美目的ではなく、歯並びの悪さが原因で発音や咀嚼に影響を与えており、それらの機能回復のための治療の場合です。
歯科矯正医師の判断となります。その後最終的には管轄税務署に判断にはなりますが一般的に子どもの歯科矯正を行うほとんどの場合、咀嚼や発音、顎関節の発育などを考慮した治療目的の場合が多いので、医療費控除が受けられる可能性が高いといえると思います。
- Q矯正の治療期間はどのくらいかかりますか?
- A
永久歯列の場合 最短1年~
部分矯正の場合 最短半年~
その後後戻り防止のための様子見が、その期間以上に必要な場合がほとんどです。
予防矯正の場合は、成長と共に行う治療なので、単純に何年といった期間を定める事が難しいです。
- Q矯正のワイヤーを使わない方法はありますか?
- A
あります。マウスピース型の矯正装置もあります。(アライナー矯正)
ワイヤー矯正、アライナー矯正それぞれ得意な方法があります。
症例によってはワイヤーを使わない方法をお勧めし兼ねる場合もあります。
- Q受け口は治りますか?
- A
治ります。程度や年齢によりできる治療に限界があります。
場合によっては18歳以降手術を併用した矯正もあります。
早めのご相談をお勧めいたします。
- Q子供の歯列矯正は何歳から始めるのがいいでしょうか?
- A
お子様の症状によって治療の開始時期は変わってきます。永久歯が生えそろっていなくても、成長発育を阻害するような噛み合わせは、早めに治す必要があります。
何人かの矯正の先生にご相談してみることをお勧めします。
詳しくはこちら
- Q大人になってからでも歯列矯正はできますか?何歳くらいまでできますか?
- A
もちろん可能です。
私も知る限りでは63歳の方でも歯列矯正をされていました。
昔から気になっていた、以前より歯並びが悪くなったなど、理由は様々ですが、大人の方こそ歯列矯正が必要な方は多いのです。
きれいな歯並びは見た目だけが良くなるのではありません。磨きやすくなりますので歯周病の予防、ドラウマウス予防、よく噛む事ができるなど、いいことがたくさんあります。
よく噛むことは脳血流を活発にし、認知症防止になることはよく知られています。
ただし、口腔状態によってはデメリットになってしまう場合もありますので、気になる方は早めのご相談をお勧めいたします。
詳しくはこちら
- Q上の前歯2本だけ少し長く、出っ歯です。部分的な矯正は可能ですか?
- A
治る場合もありますが、簡単にはできません。
矯正医によっては、全体的な矯正を勧める場合も少なくありません。
その理由は、たった2本の歯を引っ込めるにも隙間や歯を動かすための固定源も必要であり、前歯が治ったとしてもどこかに歪みが生じてくるからです。
前歯が引っ込むメリットとデメリットを治療前によく話し合ってから治療されることをお勧めいたします。
- Q歯の矯正は保険診療ではできないのですか?
- A
歯列矯正は一般的には自由診療ですが、著しい不正咬合や顎の手術が必要となる顎変形症や、唇顎口蓋裂など先天的に口元に異常がある場合など、厚生労働省が定める疾患にあたる場合のみ保険適応になります。
ご自身の歯列がその事例に当てはまるかなど詳しくはご相談ください。
ただし、保健医療機関の届け出がある歯科医院のみとなります。
- Q矯正してきれいになった歯並びが後戻りすることはありますか?
- A
あります。それを防ぐために、保定装置というもので歯を正しい位置に保ちます。
- Q矯正歯科診療とは?(歯を無理なく動かし、よい咬み合わせを求めます)
- A
歯の動くメカニズム
私たち矯正歯科医が「歯は動きます」と初診の際に説明すると、不思議そうな顔をされることがあります。しかし、歯は、私たちが知らないうちに、少しずつ新しい骨と古い骨が置き換わっています。それは細胞の新陳代謝と同じ仕組みですが、歯科矯正治療で歯を動かすのは、このしくみを活用しているといっていいでしょう。歯が歯槽骨の中で動くのは、自然のメカニズムであり、これを上手に活かすと、矯正装置をつけて弱い力を加えることで、歯を無理なく目的の場所に動かすことができるのです。矯正歯科治療とは、一言で言うと「矯正装置と歯が動くメカニズムによって、歯を少しずつ動かしたい方向に移動させ、よい咬み合わせときれいな歯並びをつくる治療と言えます。
美しさだけを求めるなら…「歯並びがデコボコしている」「上の前歯が出ている」、「歯の間にすき間がある」など、やはり見た目の悪さを治したいという理由が圧倒的多数です。もちろん「咬み合わせが逆で、きちんとものがかめない」「舌足らずで発音が不明瞭」といった機能的な悩みの場合もあります。悪い歯並びが及ぼす健康への影響が認識されるようになった結果、機能面の不都合を治療したいという希望が、どんどん増えてきているのは事実です。見た目の改善だけが治療の目的なら、比較的短期間でできます。たとえば歯が出ているのを治したいというとき、歯根を残して歯間部を切ってしまい、差し歯にする審美的な治療法もあるでしょう。しかhし、この方法では歯根部に不自然な力が加わるため、歯の寿命が短くなることもあります。それらは、私たち矯正歯科医がめざす、歯そのものを大切にする治療とは根本的に異なります。
私たちは咬み合わせ全体から治して、きれいな歯並びを実現したいと考えているのです。
- Q見た目と機能-二つの悩みの解決できますか?
- A
矯正歯科治療は、治療期間の短さをアピールするわけにはいきません。心身ともの健康増進を目的として行うのならば、あごなどの成長・発育を予測した上で、健康な自分の歯をゆっくり、着実に動かしてゆくのが一番だと思います。矯正歯科治療とは-をもう一度整理してみましょう。
①歯は、弱い力をかけると動くものです。歯の上部だけでなく、根も動きます。
②矯正歯科治療は、歯が動くというメカニズムを利用して歯の表面に矯正装置をつけ、弱い力をかけてデコボコしている状態を治したり、出ている歯を引っ込めたりします。
③同時に、土台になるあごが前後左右にずれていた場合には、そのずれも治すことが目的になります。
④装置によって歯が動くスピードは、一ヶ月に一㎜と考えられています。そのために時間がかかりますが、きちんと移動することができ、差し歯などよりも、口元の形と歯のバランスをよくすることができます。
⑤咬み合わせをよくしてしっかりかめる状態をつくり、美しさと同時に、飲み込む、発音の機能も十分に発揮できるようにします。見た目と機能という両面から患者さんの悩みを解決し、健康に貢献するのが矯正歯科治療です。
※歯はその周囲の歯槽骨との間には、繊維に富んだ歯根膜という組織があります。動かしたい歯に、矯正装置で矢印の方向に(前歯→臼歯)弱い力を加えてこの歯根膜を圧迫すると、そこに骨を吸収する細胞ができ、反対側の歯根膜には骨を作る細胞ができ、歯はゆっくりと動くのです。
- Qマルチブラケット装置の違和感はありますか?
- A
食事のときに歯が浮いた感じがあることも
矯正歯科治療をためらう理由として、「痛いのでは」と心配する人がいます。確かに矯正装置をつけたときには中学生ぐらいで二~三日、ワイヤーを交換したときには一~二日ほど、鈍い痛みや歯が浮いた感じがないわけではありません。そのために、矯正歯科治療に関する調査などでは、よく「負担に感じたこと」で、治療中の痛みが挙げられます。けれども、ズキズキする痛みでは決してありません。食事の時に固いものを食べると感じる程度の痛みや違和感であり、いい方を変えれば何か好きなことをしていれば忘れるほどのものです。宇宙ロケットの開発から誕生した"超弾性"形状記憶合金の細いワイヤーを使い、矯正装置全てに最新技術が導入されている現在、痛みによる生活の支障はほとんどないといってよいでしょう。といっても、年齢によって痛みの感じ方には差があり、個人差もあるので、人によっては「痛み止め」を飲んでもらうこともあります。
また、例えば塩湯を口に含むと楽になるなど、痛みへの対処法は、装置の入った日に矯正歯科医や歯科衛生士がよくすることでしょう。慣れるまでは、装置が口に当たって粘膜が少し傷ついたり、口内炎になったりすることもありますが、そういうときには、装置の出張ったところにやわらかいワックスなどをつけます。いずれにしても、治療のステップが進むにつれてそのような反応自体が少なくなり、また患者さんも慣れて次第に気にならなくなってきます。
- Q矯正中の歯みがきで注意することはありますか?
- A
矯正装置は、歯の表面に凸凹のある器具がつくわけですから、食べ物のかすが付着しやすくなります。歯みがきをしないと食べものや歯垢が溜まり、虫歯の原因になるので、口の中をきれいに保っていくことは、患者さんの責任といえるほど重要です。そのため、矯正治療への協力を確認する意味も含めて、子どもにも、「自分の歯を虫歯から守るためにも、歯みがきは三度、三度、君の責任だよ」という話をします。そして定期的な通院の際には、歯みがきがきちんとできているかのチェックを欠かしません。丁寧な歯みがきの習慣は、わずらわしさではなくて、一生自分の歯でものを食べることができるようになり、大変よいことではないでしょうか。
- Q矯正中の勉強やスポーツへの影響はありますか?
- A
スポーツ、とくに柔道やラグビーのようなスポーツをするときは、ちょっと気をつける必要があります。どうしても心配というときは、歯をガードするマウスピースがあるので、それをつけるのもいいでしょう。患者さんが進学のための受験を控えている場合、お父さん・お母さんは勉強への影響を心配されます。矯正装置をつけて難関大学に突破した患者さんも大勢いますし、私たちはほとんど影響がないと考えています。ただし、症状が悪くなる心配がない場合は、受験を終えてから矯正歯科治療を始めるように、アドバイスをしています。
また、中学生、高校生で期末試験などの直前には、装置の調節を強くしないという配慮はします。生活全般の注意としては、りんごやとうもろこしなどの丸かじりは避けた方が無難。矯正装置が壊れる心配があるからです。同様に指でいじるのも、ワイヤーが曲がるので避けてください。
- Q学校健診、不正咬合と指摘されたら?
- A
矯正歯科医にひとまず相談を。定期的な観察や、必要な場合は治療を考えます
学校健診で不正咬合もチェック
子どもたちの虫歯の早期発見に力を入れてきた学校の歯科健診が、このところかわりました。平成七年から「学校保健法」の一部が改正されて、不正咬合と顎関節のチェック項目が新たに加わり、これらの診査によって保護者の注意を促すことになったのです。
小学校で指摘される主な不正咬合
児童の健康のために歯科の分野で気をつけたいことが、虫歯から歯肉炎、歯周病、不正咬合、顎関節症へと、広がってきているのです。現在、「学校保健法」で不正咬合とみなされる検査基準は次の通りです。それぞれの症例については、※を参照してください。
※専門的には八タイプに大別されています。
①八重歯・乱ぐい歯(叢生)
②すきっ歯(空隙歯列)
③出っ歯(上顎前突)
④上下顎前突
⑤受け口
⑥交叉咬合
⑦過蓋咬合
⑧開咬①反対咬合・・・三歯以上の反対咬合
②上顎前突・・・上の前歯が下の前歯より、八㎜以上出ているもの
③開咬・・・奥歯をかんだとき上下前歯が、垂直的に六㎜以上空隙があるもの
④叢生・・・歯が互いに四分の一以上重なりあうもの
⑤正中離開・・・上の左右中切歯の間に、六㎜以上の空隙があるもの
⑥その他・・・交叉咬合、過蓋咬合などまた、学校健診でチェックされた不正咬合は、次の三段階で評価されます。
治療をするかどうかは本人と保護者の判断
0、このままでよい
1、注意を要する
2、検査を進める(歯科医に相談する)
もし、お子さんが2つの「検査を勧める」評価だとすると、学校から健診結果票(学校健診のお知らせ)をもらい、ホームデンティスト(かかりつけの歯科医)に相談し、そこから紹介されて、矯正歯科医が専門的な相談やアドバイスをするという形になるでしょう。アメリカでは、以前から学校健診で不正咬合の指摘が行われてきましたが、矯正歯科治療をするかどうかは、経済的な負担の問題もあり、本人と保護者の判断にまかせられてきています。日本でも通常の矯正歯科治療に健康保険は適用されないので、治療についての判断は、全く同様であると思われます。ただ、小学生からの早期治療には、それなりの意味があることは、ぜひ理解しておいてください。
成長発育を利用し、あるいは抑制して治療私たち矯正歯科医が、小学生という段階での早期治療で重視するのは、ちょうど成長発育の盛んなときにあたるので、その成長を利用したり、逆に抑制したりしながら、矯正装置の力で歯を的確に動かせることです。例えばあごの成長発育には、上のあごのほうが下のあごよりも早く大きくなって、早く成長が完了する(発育のピークは九~十歳)という特徴があります。したがってあごの成長と深く関わる受け口の治療は早め、早めに行い、上あごが発育しやすい環境に整える必要があるのです。出っ歯の治療でも、小学生の頃なら、一方で上あごの成長発育を抑えながら、他方では下あごの前方への発育を促すテクニックが使えます。いいタイミングで効果的な矯正歯科治療を行うために、学校健診で不正咬合を指摘されたことを前向きに捉え、それは、お子さんの長い一生を支える歯について、大事な注意を与えられたと考えて下さい。
私たち矯正歯科医は、定期的な観察あるいは矯正歯科治療を通じて、そのよきアドバイザーになりたいと願っています。
- Q子どもが矯正歯科治療を始めるときに親として心得ておくことは?
- A
お子さんのやる気の上手な持続と歯みがきの励行を見守ってください
よき理解者であり、協力者であること
子どもの矯正歯科治療には、お父さん・お母さんをはじめとする家族の協力が大前提です。というのは、小・中学生の子ども自身が不正咬合を気にして来院するというケースはほとんどなく、たいていはわが子の将来を考えた、お父さん・お母さんの希望という形が多いからです。
通院日はカレンダーに記入して忘れずに
私たち矯正歯科医は、最初の診断のときに、必ず患者さん自身の「うん。やってみる!」という自発的意思を確かめます。それでも患者さんにすると、「いろいろめんどうなことをやらされている」と思うこともあるでしょう。そういうときに、矯正装置をつけるのがかわいそうだという理由で、「痛かったらつけなくていいよ」と安易にいったりすると、子どもががんばる気をなくします。ムリをしなさい、っということではありませんが、食べものをおいしく噛んで食べられる幸せや、いつも明るい大きな笑顔で人と接することのできるすばらしさ-それを獲得する第一歩が現在の治療時期であることを話して、励ましてください。感情的に甘やかすことは、決していい結果を生みません。矯正歯科治療が始まると、月に一回程度、通院が必要になります。いまの子どもたちは塾や習い事などで学校以外でも忙しく、なかには予約の日を忘れる患者さんもいます。勝手に休むと、治療の進行も滞り、予定していた期間が長くなったりします。通院日を重視して、忘れずにきちんと来院できるように、ご家族のサポートが重要です。
歯みがきは、矯正歯科治療成功のかぎ矯正歯科治療のなかでも、特に固定式の矯正装置を使っている場合には、二十四時間、装置が歯の表面に付いているので、食べたあと歯みがきを丁寧にしないと、虫歯になったり、歯肉炎を起こしたりしがちです。場合によっては途中で装置を外し、虫歯の治療をしなくてはならないこともあります。
指示通りに矯正装置を使う励まし
歯みがきをきちんとするという「お約束」を、私たちは患者さん自身と交わしますが、約束が守られているかの見守りは、家族の方々にぜひお願いしたいところです。一般の歯科治療ですと、患者さんは治療いすにすわっているだけで、多くは歯科医のペースで治療が進みます。矯正歯科治療の場合には、自分で装置を付けたり、外したりするケースがでてきます。とくにそれを「一日に何時間つけてください」といわれたときには、その通りに守っていただかないと治療そのものが成功しません。ですから、治療には、患者さんの協力が不可欠なのです。そういう矯正歯科治療のしくみをよく知って、お子さんのやる気を支えてください。
保定期間の重要性への理解最後にもう一つ。「これで、歯を動かす治療はおわりましたよ」となった場合に、それでもう治療が終わりだというふうに考えると、それは間違いです。歯は、動かした位置に、すぐきちんとちぢまるるわけではありません。周りの骨がしっかりとそれを支えてくれるよう、固定しながら経過を診ていく保定期間が必要になります。そこで来院しなくなったり、装置も外していたりすると、元の不正な状態に少しずつ戻る心配があります。治療後のフォローを確実にするために、その後もきっちり通っていただくこと。とくに、まだ成長期の患者さんについては、成長が止まるまで定期的にチェックしていくことが非常に大切なのです。
- Qなるべく子どもの歯を抜かないで矯正歯科治療をしたいのですが?
- A
抜かないでできるケースとできないケースがあります
六人掛けのベンチに七人座るには?
日本人の場合は、骨格などさまざまな問題から歯を抜かないで治せる割合が低く、大学病院などのデータによっても、歯を抜かないで矯正歯科治療できた症例は三〇%以下とされています。よい咬み合わせときれいな歯並びを求めるには、歯を抜く必要が生じることが多いわけですが、そこでよく例えとしていわれているのは、「六人掛けのベンチに七人で座ろうとしたら、どうなるか」です。また、「同じ六人でも、相撲の関取のような大きな人ばかりが座ろうとしたらどうなるか」。これと同じで、歯の並ぶあごが小さかったり、あごに比べて歯が大きかったりすると、歯はきれいに並ぶことができません。そのために、現在の矯正歯科治療では、通常、上下左右各一本、計四本の歯を抜いて、歯をきれいに並べるすき間を作ることが行われています。
症例、年齢に応じてあごの拡大も例えば上あごの歯列の幅が狭くて、奥歯の咬み合わせが横にずれている交叉咬合を、歯を抜かずに矯正歯科治療するとき、あごというベンチを横に拡げて、歯を並ぶすき間を作ることがあります。あごというのは、上あごと下あごで、構造も成長の仕方も違います。まず、上あごは、子どものころは左右の骨の継ぎ目が固定していない状態ですが、十四歳ごろになると化骨が進み、しっかりした一つの骨になります。そのために小学生の頃なら、拡大装置をはめることで、上あごの骨を五~十㎜程度拡げることができます。つまり、歯列を左右に拡張することで、歯を並べるすき間を作るのです。
専門の矯正歯科医の診断がポイント
下あごは、最初から一本の硬い骨です。真ん中を拡げるわけにいきませんが、奥歯が少し内側に傾いて生えている場合は、これを起き上がらせることで、歯を並べるすき間を作れます。また、症例によっては、奥歯を少しずつ後方に動かして、前後的にすき間を作ることも行われます。ここでぜひ知っておいていただきたいのは、症例により、あごを拡げなければいけない患者さんと、拡げてはいけない患者さんがいることです。私たち専門の矯正歯科医は、無理に拡大すると、口の周りの筋肉の力で元に戻ろうとして、将来、安定しないことを熟知しています。
拡大する方法が有効な時期も限られています。小学校の低学年から始めるのが効果的で、上下とも完全に永久歯になってしまってからではできないことが多く、仮にできたとしても時間がかかります。また、下あごの左右の犬歯の幅を拡大しても、元に戻りやすいといわれています。
近年、歯を抜かない矯正歯科治療をアピールしている歯科医もいます。最も大切なことは、治療後の状態を正確に予想して、本当に抜かずに、口元もきれいに、咬み合わせも歯並びもきれいに治せるかという歯科医の診断で、そのなかには、治療後どこまで安定できるかという見通しも含まれています。それには、高度な技術と豊富な経験が必要です。お父さん・お母さんは、歯は抜く必要があると診断されたとき、短絡的に「抜きたくない」というのではなく、よく話を聞いて、不正咬合のなかには、どうしても歯を抜かなければ治せない症例があることも理解してください。
- Q学校で矯正装置をからかわれたり、いじめにあったりしませんか?
- A
矯正歯科治療が普及した現在では、ほとんど心配ないと思われます
矯正歯科治療はいまや”ふつうのこと”
矯正歯科治療が珍しかったひと昔前は、矯正装置をつけていることが、小・中学校で好奇心の対象とされたことも確かにあったそうです。しかし、クラスで五~六人が装置をつけていることも珍しくなくなった今、そのような悩みで相談を受けることはほとんどなくなりました。
オープンに楽しく、かっこよく
学校で矯正歯科治療を勧めるところも増えていますし、テレビで見るアイドル歌手などに、矯正器具をつけている人も見かける時代です。子どもたちの意識にも矯正歯科治療の意味や意義は浸透していますから、原則的に、からかいやいじめといった心配はいらないといっていいと思います。矯正歯科治療は、基本的には将来に向けてよかれと行う医療行為です。コソコソ隠れているのではなく、むしろ、積極的に外にアピールするような気持ちで矯正装置をつけるのがいいのではないでしょうか。
例えば、お子さんなどを中心に、矯正装置のリングの色を、「全色ピンクで」「クリスマスだから赤と緑のクリスマスカラーで」「友達がやっているから自分も」といったようにファッションとして大いに楽しみ、積極的に発信するような傾向が増えてきました。
矯正装置がかっこいいといわれる時代も、そう遠くない気がします。お父さん・お母さんも、そのような気持ちで、お子さんに接していただきたいと思います。
- Q矯正歯科治療中に虫歯になったり、治療後に親知らずが生えてきたら?
- A
虫歯になることは、まれですが、正常な位置の親知らずは、抜きません
虫歯にしない注意が大切
虫歯や歯肉炎があると矯正装置がつけられません。矯正歯科治療中には、丁寧な歯みがきを習慣づける必要がありますが、これは、治療中に虫歯や歯肉炎をつくらないためで、矯正歯科医院では歯科衛生士が歯みがき指導をしていますから、虫歯はできにくいはずです。
ただし、お子さんの場合、矯正歯科治療に対する自発的な参加意識が低いためか、指導されたようにきちんと歯をみがかず、虫歯をつくってしまうこともあります。また、治療が進み、デコボコの歯が少しずつそろってきた途中で、歯の陰に隠れていた虫歯がでてくることがあります。
そのような場合には、ホームデンティスト(かかりつけの歯科医)のもとで、それらの治療を先にしてもらう必要があります。家族の方には、その点も、少し注意して見ていただきたいと思います。
- Q口唇・口蓋裂の子どもの矯正歯科治療は、どのように行うのですか?
- A
関連病院との連携で治療します
口唇・口蓋裂とは
生まれつき上くちびるが最後までくっついていない症例を口唇裂、上あごの歯の生える部分と奥(口蓋)がくっついていない症例を口蓋裂といいますが、その多くは、二つが合併した口唇・口蓋裂という形を取ります。これは東洋人には比較的多い先天的な病気で、日本人の場合、五~六百人に一人の割合といわれ、大半の方が口腔外科か形成外科での手術と併用して、歯の矯正治療が必要になってきます。なぜかというと、上あごの骨のない部分には本来歯の生えてくる場所がなく、一方では手術の影響で上あごの成長が妨げらることもあるので、歯がおさまりきらずにデコボコになったり、受け口になったりすることが多いからです。
- Q口唇・口蓋裂の治療の流れを教えて下さい
- A
関連病院との連携で治療します
口唇・口蓋裂とは
まず赤ちゃんの時に、割れているくちびるや上あごをふさぐ外科手術をします。生後二~三ヵ月でくちぶるの手術をし、言葉を話し始める一歳~一歳半ぐらいの間にあごの手術をすることが多いのですが、最近は技術も進歩し、くちびるとあごを同時に手術できる施設もできてきました。
また、症例にはいろいろなパターンがあるので、それに合わせて時期や方法を決めていきます。必要な場合は、永久歯が生えてくる前の五~六歳ごろに、欠けている部分に骨を移植して生えかわりを助けたり、歯を動かすための土台を作ったりします。そして、前歯が永久歯に生えかわったら、歯並びや噛み合わせを整える矯正歯科治療に入ります。骨の移植は口の中の状況によっては、永久歯に生えかわってから行うこともあります。程度の軽い患者さんの場合は、永久歯が生えそろってから、最後に一度の矯正歯科治療で済むこともあります。一方、大人になってから再び矯正治療をしたり、インプラントをして差し歯やブリッジなど、人工的な補綴治療が必要になる場合もあります。
- Q口唇・口蓋裂の治療は健康保険の適用になりますか?
- A
口唇・口蓋裂とは
このように口唇・口蓋裂の患者さんの治療は、生まれたときから授乳の問題が起こり、言葉を話すようになると言語治療の必要性が出てくるなど、成長に伴って多くの診療科の協力が必要となってきます。とくに歯の矯正治療は、歯列をつくり上げていく大事な役割を担うため、矯正歯科医は、口腔外科医や形成外科医との連携・協力体制をきちんと図って治療を進めていきます。例えば、私たち矯正歯科専門の開業医が、矯正歯科をもたない医科大学などから協力を依頼され、矯正を担当するということも、数多くあります。
費用の問題では、口唇・口蓋裂の矯正歯科費用には健康保険がききます。また、育成・更生医療機関では、所得に応じて自己負担金の一部が行政から補助されます。なお、インプラントや補綴治療の一部は健康保険適用外です。治療の年月が長期にわたることから、家族の方は心配が尽きないようですが、全国的な患者さんの親交会「口唇・口蓋裂友の会」などもありますので、相談されてみてはいかがでしょうか。また、保健所に相談されるのもよいでしょう。
- Q成人と子どもの矯正歯科治療に違いはありますか?
- A
上下のあごのずれの改善は子どもの時期だけ
成人と子どもの時期の矯正歯科治療の一番の違いは、成長発育を利用した骨格のずれの改善ができるかどうか、という点にあるでしょう。というのは、咬み合わせや歯並びが悪いといっても、現実的には歯だけの問題ではなく、あごにも大きな問題があるケースが多いです。
歯周病の治療がまず先決
そうした場合、子どもには早期治療として上下のあごの成長を抑制したり、促したりして治す方法、つまり骨格と歯並びの両面から治していく方法があるのに対し、成長が止まってしまった成人では、歯の移動で治す方法しかとれません。治療効果にも限界があるといわざるおえないのです。
また顎変形症など、成人で、あきらかに骨格性問題が大きい場合は、外科手術を併用した矯正歯科治療が必要になってきます。成人の患者さんには歯周病の人が多いのも特徴です。歯肉に炎症があってはれていたりすると、すぐには矯正歯科治療には入れないので、まず一般歯科で歯周病の炎症を治して、矯正歯科治療が行える口の中の環境を整える必要があります。歯周病が進行して歯の周りの骨が著しく減っていると、矯正歯科治療に耐えられず、治療が困難なことも出てきます。半面では、咬み合わせや歯並びの悪さが、歯周病の進行につながっている例もありますので、条件さえ整えれば、歯周病の患者さんがその改善のためにも矯正歯科治療を考えるのはいいことです。
成人の「やる気」が治療結果に反映
そのときはホームデンティスト(一般歯科医)と、私たち矯正歯科医が連携・協力して治療に当たる体制が望ましいと思われます。子どもと比較してデメリットばかりのようですが、実は、成人の矯正歯科治療は治療効果が確実というのが、私たち矯正歯科医の実感です。というのは、矯正歯科治療は期間も長く、日常的に矯正装置を入れたり、毎日の丁寧な歯みがきや定期的な通院が必要になったりと、患者さん本人の努力や根気に負うところが多いのです。子どもの患者さんは、親の意向で治療を始めることもあり、また、途中であきてしまったりして、治療に不可欠な協力が得られず、満足な治療結果に反映されないこともままあります。その点、成人の患者さんは本人の意識が高く、熱心に取り組まれることが多いため、子どもと比べて、高い治療効果が得られていると思います。
矯正は自分への投資成人の矯正歯科治療の期間は、マルチブラケット装置の場合、二年半~三年が一般的ですが、部分的な矯正ならば、一年程度で済むこともあります。いずれにしても子どもよりも歯が動くのに時間がかかるため、期間は子どもよりも長くなる傾向にあります。歯並びが悪く、それを気にして積極的になれないとか、自分に自信が持てないといった気持ちの負担も含め、矯正歯科治療によって得られるメリット、デメリットを多角的な視点から吟味してください。子どもの患者さんと違い、矯正歯科医に率直に希望を伝えるには、成人の患者さんのよい点です。一方では矯正歯科医の意見をしっかりと聞き、疑問を残さないように話し合って治療を始めたり、進めたりしたいものです。
- Q成人の矯正歯科治療の特徴は何ですか?
- A
1.歯の動きが遅い
2.歯の移動の範囲が限られる
3.装置の慣れるのに時間がかかる
4.本人の意志で治療を開始するので、治療への理解・協力が得られる
- Qかぶせた歯があったり、何本か歯が抜けていても矯正歯科治療はできますか?
- A
いい歯・悪い歯の条件を十分に考えて、不正を治していくので、大丈夫です
歯はその人の履歴書
最初に結論になりますが、かぶせた歯があったり、何本か歯が抜けていても、もちろん矯正歯科治療は可能です。虫歯で神経を抜いていたり、金属のかぶせものがあったり、さし歯やブリッジが入っていたりすると「矯正なんて無理」と考えがちですが、そんなことはありません。
人工の歯でも矯正装置はつけられます
矯正装置の材質なども開発が進んでいますし、私たち矯正歯科医は、限られた条件の中でも、患者さん一人ひとりの状況に合わせ、最良と思われる方法で治療計画を立てていきます。まずはあきらめずに相談してみてください。例えば、奥歯に金属のかぶせものがしてあったり、前歯がセラミックの差し歯だったりした場合ですが、歯を動かすために一本一本の歯につけるブラケットは、歯に表面処理をして接着剤でつけていくものです。かぶせた歯や、人工の歯の上からでも問題なくつけられるようになっているので、治療上の不都合はありません。また、矯正歯科治療では、歯を動かすことで、すき間をなくすことができます。デコボコや出っ歯の治療で、歯をきれいに並べるスペースをつくるために歯を抜くことがありますが、そういったとき、虫歯などで長くもたないような歯があればその歯を抜いたり、なくなっている歯があればそのスペースを利用する、といったことが可能です。
補綴の前準備にも矯正治療は有効さし歯や入れ歯などの人工の歯で、抜けた歯や欠けた歯を補うことを「補綴」といいますが、この補綴を上手に行うためにも矯正歯科治療は有効です。例えばブリッジといって、一本歯が抜けている場合に、両脇の歯を利用して、抜けた歯をまたいだ橋のような人工歯をつける場合があります。
土台になる両脇の歯が倒れ込んだりしていると、構造的にしっかりしたものになりません。そこで、矯正歯科治療で傾いている歯をまっすぐに起こしてやれば、力がかかっても耐えられるものにすることができます。また、事故などで前歯を折ってしまい、そのままではむずかしいような場合も、歯ぐきの中に歯根が残っていれば、矯正の力で引っ張り出し、それを土台にして、差し歯をすることが可能になります。
- Q矯正歯科治療は仕事に差し支えませんか?
- A
矯正装置が入っていて困るという仕事は、ほとんどないと思います
外見の問題
社会人の場合、気になることの一つが、矯正装置をつけたときの”見た目”でしょう。最近は、装置の装置の材質も発達していますので、なるべく目立たないほうがいいという患者さんの希望には、セラミックや硬質プラスチックなどの素材でできた、歯の色に近いブラケットで対処することができます。
痛みの問題
ただし、費用は多少高価になります。ブラケットに通して歯を動かすワイヤーも、通常は金属製の銀色の針金ですが、白いコーティングして目立たなくしたワイヤーを一時的に使用することもできます。近年は矯正歯科治療に対する社会の見方も変化し、顔の印象がとくにモノをいう職業は別として、一般的な職業で、矯正装置をつけていることが問題になるケースは少ないと思います。むしろ、外資系の企業などを中心に、矯正歯科治療をすること自体が、「目的意識がある」、「自己管離ができる」といった評価に結びつくことも増えています。最初にマルチブラケットを歯に固定するとき、その処置も痛いのではと心配する患者さんがいます。ブラケットは歯の表面をきれいにして、接着剤でつけますから、一般歯科で歯を削るときとは違い、治療自体は全く痛くないと考えてください。ただし、マルチブラケットをつけたときの違和感は、子どもよりも大人のほうが強いようです。そのため、装置をつけた当初は、少し歯が浮いたような痛みを感じたり、慣れないために、ほうの内側の粘膜をかんでしまう、舌の先がきになるところに動いて装置で傷つく、といったことがあります。また、歯はワイヤーのサイズを徐々に太くしながら、無理のない形で動かしていきますが、ワイヤーを替えたとき、痛みを感じることもあります。痛みに個人差があり、人によっては痛み止めの薬を飲んでいただく場合がありますが、一般的に痛みは二~三日でおさまります。また、超弾性を持つ形状記憶合金製のワイヤーをつかうことなどにより、昔に比べて痛みは軽減していますので、痛みによる仕事への大きな支障はないと思われます。
通院の予約について注意点はありますか?計画的に進める矯正歯科治療では、定期的な通院が何よりも大切です。しかし夕方の時間帯にご予約が取りにくい場合があります。2か月先の予約や2回分ご予約を頂いている方もみえますので受付にてご相談下さい。社会人の場合、仕事との兼ね合いがポイントになりますが、通院は一ヵ月で一回程度ですので、とくに歯を動かしている時期は、きちんと通院していただきたいと思います。調整時間は三十分前後と、内容によって
矯正中の日常生活の問題はありますか?その他、装置をつけたり、ワイヤーを替えたりした当初、固いものが食べにくく、食生活に若干の影響が出るとか、こまめに歯を磨かないといけないことから、職場での昼休みも歯みがきタイムになるなど、生活習慣が変わる場合もあるでしょう。しかしこれをきっかけに、口の中の管理が別人のようによくなる患者さんが多く、矯正治療を始めたことで、よい生活習慣が身につくともいえそうです。
- Q顎変形症は、外科手術と矯正歯科治療を併用して治ると聞きましたが?
- A
関連病院とのチームワークで治療します
近年増えている顎変形症の矯正治療
顎変形症というのは、一般に次のような症例を指すと考えられています。
外科矯正治療の流れを教えて下さい
①上あごと下あごのずれが左右的に大きい(上・下顎前突)
②上あごと下あごのずれが左右的に大きく、顔の形もゆがんでいる(顔の非対称)
③上あごと下あごのずれが上下的に大きい(骨格性の開咬)
④それらの合併症
また、それらの症状のために、咬み合わせや歯並びにも悪い影響がでています。このような場合、通常の矯正歯科治療だけでは満足な治療結果が得られません。私たち矯正歯科医と関連病院の口腔外科医や形成外科医との協力・連携のもとに治療計画を立て、外科手術を併用しながら咬み合わせを改善していくことになります。つまり、実際にあごの骨を切る手術は、関連病院の外科医が行い、手術前と手術後の矯正歯科治療は矯正歯科医が担当して、咬み合わせや歯並びを改善していくものです。①初診・相談・検査・診断・・・あごのずれに伴う咬みにくさや見た目が気になったら、まず、矯正歯科医に相談してみてください。十分な検査をして変形の具合を確かめ、結果を説明すると同時に、治療の計画を立てます。併行して関連病院に受診し、手術の方法やリスクなどについての説明を受けます。
外科矯正治療の注意点はありますか?
②手術前の矯正歯科治療・・・あごのずれによって動いた歯を元の位置に並べ、手術が済んだときに、きちんと咬み合うようにしておきます。
③外科手術(口腔外科・形成外科)・・・あごの骨の異常を、外科手術で治します。通常、十日~三週間ほどの入院を要します。
④手術後の矯正歯科治療・・・退院後、矯正装置を半年~一年つけ、咬み合わせを整え、安定させます。あごの骨を切るというと、顔に傷がつくのでは?と心配される方が多いのですが、口の中からする手術がほとんどですから、顔に目立つ傷が残ることはまずありません。基本的には、危険性の少ない手術といえるでしょう。とはいっても、どんな手術にもリスクはあります。入院に必要な時間や費用など、負担も大きいことですから、画家手術を選択するか否かは、じっくり検討してから決めてください。希望や問題点を、機能・外見の画面からきちんと整理し、手術を選択した場合のメリットとデメリット、具体的な手術の方法やリスクなどについて、口腔・形成外科医、矯正歯科医の両方から十分に説明を聞いて下さい。そして、慎重に判断・納得した上で決定する必要があると思います。
健康保険の適用顎変形症における外科矯正治療の場合は、外科手術にかかる費用はもちろんですが、手術前・手術後の矯正歯科治療の費用についても健康保険が適用されます。ただし、「額口腔機能診断施設」の認定を受けた医療機関に限られます。
小児歯科について
- Q乳歯が抜けていないのに永久歯が生えてきました。大丈夫ですか?
- A
必ずしも乳歯が先に受けるわけではなく、ご相談内容のようなケースは多々あります。
永久歯が完全に生えてもしばらく抜ける様子がない場合には、歯科医院にて抜歯するのがお勧めですが、ほとんどの場合自然に抜けていくので心配はありません。
- Q子供の歯に着色がありますが、どうすればよいですか?
- A
歯面の着色なら歯科医院にてPMTCという機械ブラシで磨くときれいになります。
歯そのものの変色(エナメル質形成不全、失活歯など)の場合は、生え変わるまでそのままになります。
- Q指しゃぶりは何歳頃やめた方がいいですか?
- A
日本小児歯科学会によると、3歳ぐらいまでは無理にやめさせなくても良いとなっていますが、将来的に歯ならびが悪くなる可能性もあるので、できるだけ早めにやめさせてあげてください。3歳を過ぎたら一度受診をお勧めいたします。
- Q同じ箸を使うと子供に虫歯が移りますか?
- A
はい!同じ箸や口移しはやめましょう!
生まれたての赤ちゃんの口の中には虫歯菌はいません。
すなわち口臭などもありません。虫歯や口臭の原因はお口の中の虫歯菌や歯周病菌ですので、菌を移動させるような行為はやめましょう。
- Q子どもが寝ている間によく歯ぎしりをするのですが、治療した方がよいでしょうか?
- A
子どもの歯ぎしりのほとんどは一時的なもので、生活の中でのストレスとしておきていることがあります。また、かみ合せの調整としてみられる歯ぎしりもあります。年齢とともになくなっていくことが多いです。
様子をみてもよいと思いますが、長期間治らない場合やあごを痛がったりするようであれば、マウスピース(スポーツガード)を作製する場合もありますので、早めの受診をお勧めいたします。
- Q赤ちゃんの舌が白いのですが、診てもらった方がいいですか?
- A
白い汚れの原因はカンジダ菌です。しかし無理に磨く必要はありません。
あまり気になるようでしたら、 時々ガーゼなどでお口の中を拭ってあげましょう。
- Q何歳くらいから歯磨きをするといいですか?
- A
赤ちゃんの初めての歯が生えたら、親御さんによる歯磨きが必要になります。ハブラシを使う必要はなく、汚れをガーゼなどで拭き取ってあげましょう。
またお子様が一人で歯みがきをできるようになっても、完全に汚れを取るのは難しいので仕上げ磨きをしてあげましょう。歯ブラシでの医療事故に注意しながら歯ブラシを持つ習慣をつけていきましょう。ただし、お子様の歯みがきは必ず保護者のいるときに安全な状態で行って下さい。
- Q子供が歯磨きを嫌がるときはどうしたらいいですか?
- A
嫌がるときは無理に押さえつけての歯磨きは控えましょう。
ただし、汚れは毎日拭き取っていただきたいです。
お話が出来るお子様は、嫌がる理由を聞いてあげてもいいと思います。例えば歯ぐきに当たると痛い、虫歯があり歯ブラシが当たるといたいなど、理由があるかもしれません。嫌がる時のポイント!
磨き遊びや歌いながらなど、楽しい雰囲気で、終わったらたくさん褒めてあげてください。
また、毛先が歯ぐきに当たると痛みがあるので力は入れずにやさしく磨いてあげてください。
- Qシーラントとは?
- A
シーラントとは、生えたばかりの虫歯になりやすい歯の表面にある溝をセメントやプラスチックで埋める方法です。歯を削らなくても良く、深く汚れのたまりやすい溝を埋めることで虫歯を予防します。
シーラントを行うタイミングについては歯科医院で判断してもらうようにしましょう。
- Qフッ素は必要ですか?
- A
フッ素は歯の表面から取り込まれ歯が酸に溶けにくい状態にしてくれます。むしば菌が出す酸から歯を守ってくれます。塗布する回数が増えるほど効果がありますので、年に3回から4回の歯科医院でのフッ素塗布や虫歯が出来ていないかなど定期検診を受けましょう。
また、ご自宅ではフッ素洗口やフッ素入りジェルなどを使うといった方法があります。
- Q子供も定期検診を受けた方がいいですか?(幼児~小児の定期検診の重要性)
- A
永久歯に生え替わるまでの乳歯には、とても重要な役割があります。個人差はありますがだいたい12歳くらいまでが生え替わりの時期です。
お子様には・・・
幼児や小児の時代に健全な乳歯で過ごすことこそ、その後の長い人生を支える永久歯とうまく付き合える鍵なのです。
当医院では、虫歯予防のみを目的とした定期検診ではなく、大切なお子様の乳歯を守るお手伝いをさせていただきます。1.歯科医院を身近に感じてもらう
保護者の方には
2.上手な歯みがきの習慣づけ
3.歯のクリーニングとフッ素塗布
4.歯と歯ぐき、噛み合わせのチェック1.乳歯の大きさを理解して頂く
2.仕上げ磨きの重要性とポイント
3.食生活の指導とアドバイス
4.虫歯や歯周病の原因となる細菌の近親者から子供への感染に対する注意事項
- Qキッズクラブに入るにはどうすればよいですか?
- A
0歳から14歳までの患者様ならどなたでも無料で加入していただけます。
受付に声をかけていただき登録をいただいたらファイルをお渡しさせていただきます。
お誕生日ハガキやクリスマスイベントのお知らせなど楽しいイベントがたくさんあります。
- Q歯はどのように生えてくるの?(歯の生えはじめから、生えかわりがはじまるまで)
- A
6~7ヶ月から歯が生えてきます
乳歯は、生後6~7ヶ月になると下の前歯から生えはじめます。歯が生えてくる時期は個人差が大きいので、何ヶ月か早くても遅くても、あまり気にしないようにしましょう。
1歳半頃乳歯の奥歯が生えはじめます。この頃から、食べ物をかみ砕いてつぶすことができるようになってきます。
2歳頃
1日1回の歯みがきな習慣を付けましょう。乳歯の犬歯が生えてきます。この頃から、野菜や肉などを前歯でかみ切る能力が高まります。
3歳頃
仕上げ磨きを嫌がる場合は、ポイントを絞って短時間で磨きましょう。乳歯の最後の奥歯が生えてきて、だいたい3歳頃までには20本の乳歯がすべて生えそろいます。
6歳頃乳歯から永久歯への歯の生えかわりがはじまります。あごや身体の成長に合わせて、6歳頃~12歳頃の間に永久歯に生えかわります。
生えてきたばかりの奥歯は、歯ブラシが届きにくく汚れがたまりやすいので、とくにていねいに歯みがきをするようにしましょう。
- Q赤ちゃんへ虫歯菌が感染するのは本当?
- A
赤ちゃんへ虫歯菌の感染を予防しよう
虫歯の原因となるミュータンス菌は、産まれたばかりの赤ちゃんの口の中にはいません。
やがて、お母さんや周りの人の口の中にいたミュータンス菌がやってきます。
(ストロー・大人が使った箸やスプーン・キス・口移しで食べさせる)
歯が生えてこないうちはミュータンス菌は住みつきません。歯が生えてきたらミュータンス菌はさっそく住みつきます。(生後6~3歳までが最も感染しやすい時期です)
- Q赤ちゃんへの母子感染に予防策はありますか?
- A
一緒に生活する上で、ミュータンス菌の感染を完全に防止することは難しいですが、まずは赤ちゃんのそばにいる周囲の人たちが、お口の中を清潔に保ち、ミュータンス菌を減らすことからはじめましょう。
その中でも、お母さんのお口の健康がなによりも大切です。最も効果があり理想的なのは、妊娠期の母親の口腔ケアからお子さまへの虫歯予防をスタートさせることです。お子さまへの感染の時期が遅いほど、お子さまの虫歯予防につながります!
- Qおやつ選びに大切な事はありますか?
- A
おやつの選び方
虫歯になりにくい甘味料があるのをご存じですか?砂糖は虫歯になりやすい甘味料ですが、脳が働くための栄養になったりするので必要な栄養でもあります。すべて虫歯になりにくい甘味料に代えるわけにはいきませんが、口の中に長く入っているアメなどを選ぶ時にはなるべく砂糖の入っていないものを選ぶようにしましょう。
虫歯になる甘味料・虫歯にならない甘味料食品の裏の表示を見てみましょう。内容表示には食品に含まれる量が多い順に表示されています。
おやつ選びの目安
●虫歯にならない甘味料:還元水飴・マルチトール・ソルビトール・キシリトール・パラチノース・エリスリトール・ステビア・アスバラテーム・サッカリン
●虫歯になる甘味料:砂糖・果糖・ぶどう糖・水飴・麦芽糖『無』『ゼロ』『ノンシュガー』『シュガーレス』は虫歯になりにくい(糖類0.5%以下) 『低』『ひかえめ』『低減』『カット』は注意しましょう(糖類5%以下)
おやつを選ぶときには砂糖の量にも気をつけてみましょう
- Q食事は決まった時間に規則正しく食べた方がいいですか?
- A
食事は規則正しく決まった時間に
食事やおやつをとるたびに、お口の中は数分で酸性になり、歯の表面のミネラル成分が溶かされはじめます(脱灰)。40分ほど時間がたつと、だ液の働きによりお口の中が中性に戻り、溶かされた歯の成分がもとに戻されます。(再石灰化)。
しかし、お菓子などをちょこちょこ食べていると、お口の中が常に酸性になり、虫歯になりやすくなります。間食はできるだけ控えて、歯の再石灰化する時間を確保しましょう。もちろん、きちんとした歯みがきも大切です。食事の後は、しっかり歯を磨きましょう!
- Q歯の歯質は何歳に決まりますか?
- A
“歯のもと“はお母さんのおなかの中でできています
赤ちゃんはお母さんのおなかの中に宿ったその時から、ものすごいスピードで成長を始めています。歯についていえば、赤ちゃんの「歯のもと」である歯胚(しはい)が作られ始めるのは、お母さんの体内にいる時、およそ妊娠6~7週頃といわれています。
お母さんの食事が赤ちゃんの健康な歯を育てます。
胎生4ヶ月頃(組織・形態分化期)・妊娠4ヶ月頃から歯胚の外側を包むように、「エナメル質」という歯の一番外側になる部分と、その内側の部分「象牙質」が作られます。
胎生7ヶ月頃(石灰化期)・その後、歯の根元となる歯根(しこん)その内側に神経となる歯髄(しずい)歯を支える歯槽骨(しそうこつ)といった歯の土台となる組織が作られます。
生後6~8ヶ月(萌出期)・個人差はありますが、生後6~7ヶ月頃から歯が生え始めます。(この後、3歳頃には全ての乳歯が生え揃います)赤ちゃんの歯を作るために特に必要な栄養素として挙げられるのが、カルシウムやリンなどのミネラル分。胎盤が完成し、胎児と母体が臍帯でつながるようになる4~5ヶ月ごろに胎児の歯の発育はどんどん進んでゆきます。この時期にお母さんの栄養状態が悪いと、赤ちゃんの歯が弱くなったり虫歯ができやすくなると考えられます。特にカルシウムは歯の石灰化を助け、健康で丈夫な強い歯をつくります。
虫歯治療
- Q虫歯にならない方法を教えてください。
- A
虫歯菌の数を減らすことが大切!
甘いものを口にするなどの生活習慣から起こります。虫歯の原因と対策
虫歯は原因となる3つの要素(細菌、歯質、食べ物)によりできるといわれています。
細菌・・毎日の歯磨き、歯科医院でのプラーク除去、菌の活動を抑えるキシリトールやフッ素塗布がお勧めです。
歯質・・フッ化物を使った歯質強化!よく噛んで唾液の分泌を促進。歯科医院でのシーラント予防もお勧めです。
食べ物・・・バランスのとれた食生活でおやつはダラダラ食べない。
お口の中に長く留まる飴などは要注意!虫歯になる原因は人それぞれです。ご自分に合った予防方法をご相談ください。
- Q保険内でも白い歯を入れることはできますか?
- A
可能です。近年、ハイブリットセラミック材質の白い歯が保険適応になりました。ただし条件付きの歯もありますので詳しくは歯科医院にてご相談ください。
- Q神経を抜くとどうなるのですか?
- A
見た目は変わりませんが最後までしっかり治療をしないと歯を抜くことになる可能性もあります。
根管治療を行います。
虫歯が進行すると細菌が歯髄を侵し、強烈な痛みと頬の腫れを引き起こす場合があります。
歯髄まで虫歯が到達してしまっている場合、根管治療が必要です。
細菌に感染した歯や神経を徹底的に殺菌、除去します。歯の根は人それぞれ形が異なり複雑な構造になっています。そのため完全に細菌を取り除かないといけません。途中で治療をやめてしまうと根が腐ったり歯がボロボロになってしまいます。清掃と消毒を繰り返し行いますので、回数のかかる治療になりますが、根気よく最後まで治療すれば神経を抜いた歯でも問題ありません。
- Q違う歯医者に通っていましたが、中々治療が進まず途中ですが違う歯医者に変わりたいけど可能ですか?
- A
可能です。お気軽にお問い合わせください。
- Q虫歯はどうやってできるの?
- A
主な虫歯の原因には細菌(ミュータンス菌)」「糖質」「歯の質」の3つの要素があり、この3つの要素が重なって時間の経過とともに虫歯が発生すると考えられています。この3つの輪の重なっている時間を短くすることが、虫歯を防ぐためには、とても大切です。
お口の中の歯垢のなかにいる虫歯菌が、食べ物から栄養をとり、糖を分解して酸を作ります。この酸により、歯の表面からミネラル成分(カリウムやリン)が溶け出します。
唾液には、酸を中和する働きや、酸によって溶かされたミネラル成分を元に戻す働きがあります。この働きが、溶かされる成分量に追いつかないと、虫歯になってしまうのです。
- Q妊娠中でも麻酔を使って治療する事は大丈夫ですか?
- A
麻酔はほとんど胎盤を通りませんので、問題ありません。必要な場合は使用して治療を行います。
抜歯などは、早急に治療が必要でない場合は、出産後に治療されることをお奨めいたします。
- Q治療した歯でも、再度虫歯になりますか?
- A
一度治療した歯であっても虫歯になることはあります。
修復物と天然歯のすき間から細菌が入り込み、2次カリエス(再度虫歯)になってしまいます。
また神経をとった歯は酸素や栄養がいかなくなりますので、枯れ木のようにもろく欠けやすくなり、再び虫歯になっても、それを伝えるセンサーを失っているので発見が遅れてしまいます。
定期検診やセルフケアなどで再発は防ぐことができます。
- Q虫歯は自然に治りますか?
- A
虫歯になる一歩手前の状態であれば、フッ素やシーラントなど予防できる可能性はありますが、基本的には虫歯が自然に治ることはありません。
小さな虫歯も放置すれば進行し、やがて神経まで達してしまいます。異常に気付いたら、早めに歯科医院を受診しましょう。
- Q歯の痛みがいつの間にか治まりました。治療は必要ですか?
- A
時的に痛みが治まっても、体調不良などで同じ場所が腫れる等の症状を繰り返す事になります。
一時的に痛みが引いているだけで根本的に治っている訳ではないので、原因をはっきりさせて治療が必要かどうか、まずは歯科医の検査を受けて確認しましょう。
歯周病
- Q自分の歯を抜いた方が良いと言われました。歯周病の治療をしても自分の歯が残らないのでしょうか?
- A
歯周病の治療により、歯肉の炎症はほとんどなくなり、歯周病の進行はほぼ止まります。しかし、一度失った歯槽骨が元に戻ることはなく、現状維持をするのみになります。歯周病の治療を開始した時期によっては、すでに歯周病が進行しており、歯を支える骨がなくなっています。そのようあ状態になると、抜歯が必要になる場合があります。
- Qお口のにおいが気になります。どうしたらいいですか?
- A
早めに歯科を受診し口腔内の清掃をお勧めします。
原因は大きく分けて2つあり、体の内臓からくる場合と、口腔内や舌の汚れが原因の場合があります。人それぞれ原因が違いますので歯科医による診断が必要です。
- Q歯ブラシのときに出血する事があります。急いで受診するべきですか?
- A
歯肉に炎症が起きていると歯ブラシ程度の刺激でも歯肉から出血しやすくなります。うまく磨けていなかったりする場合や健康状態により、歯肉が腫れる場合など、原因は様々です。しかし放っておいて治ったとしても繰り返すことも多いので、出血した場合は、早めの受診をお奨めいたします。
- Q歯ブラシのときに出血する事があります。急いで受診するべきですか?
- A
歯肉に炎症が起きていると歯ブラシ程度の刺激でも歯肉から出血しやすくなります。うまく磨けていなかったりする場合や健康状態により、歯肉が腫れる場合など、原因は様々です。
しかし放っておいて治ったとしても繰り返すことも多いので、出血した場合は、早めの受診をお奨めいたします。
- Q口内炎がよくできますが受診した方がよいでしょうか?
- A
1週間ほど経っても治らない、またはひどくなっているなど治る様子がなければ、口内炎ではない可能性もありますので、早めの受診をお勧めいたします。
また口内炎の予防としては口の中を清潔に保ち、菌の数を減らすことが基本になり、具体的には歯みがきや洗口剤などを使用してうがいをすることです。また、普段の食事を好き嫌いなくバランスよく食べることが大事です。風邪をひいたり、疲れていたりしている時や季節の変わり目にもできやすいので、注意しましょう。
親知らず
- Q親知らずは必ず抜いたほうがよいですか?
- A
親知らずは生え方が問題
親知らず(第三大臼歯)は生えてきてから抜くというのではなく、それがどこの位置にどういう状態で生えてきたかが問題になります。正常な位置にきちんと生えてきたのであれば、もちろん抜く必要はありません。実は、現在の日本人で親知らずがきちんと生えてくる人は少なく、統計では八割くらいの人が斜めになったり真横になったりと、正常に生えてこないのが現状です。例えば親知らずが半分埋もれたような状態だと、虫歯になったり、炎症(智歯周囲炎)を起こしたりしやすく、咬み合わせにも問題が出てきがちです。このように、口の中全体に悪い影響を及ぼす恐れがあるときは、抜いた方がよいといえるでしょう。矯正歯科治療との関係でいえば、歯を動かす本格治療が終わり、歯並びを安定させるための保定治療期間中、あるいはその後に親知らずが生えようとするとき、生えてくるペースがなく、その親知らずが他の歯を押して、きれいになった歯並びに悪影響を及ぼすと判断された場合には、将来を見越してそれを抜きます。ですから、生えてかららよりも、生える前の歯胚のうちに抜くケースが多いと思われます。親知らずは退化の過程にある歯といわれ、現代ではない人も珍しくありません。また親知らずがなくても、食べものを噛む上で不都合が生じることはありません。要らないのに問題ばかり起こすと、つい悪者扱いされがちな親知らずですが、きちんとまっすぐに生えていれば問題はないわけです。親知らずがあるからといって、何でも抜いてしまえばいいという考え方には、私たちは賛成しかねます。
顎関節症
- Q顎関節症で悩んでいます。一般の歯医者さんでみてもらえますか?
- A
可能です。顎関節症とはあごの関節の音が鳴り、痛みがあったり時には口が開けにくくなったり、顎を支えている筋肉の痛みが起こる病気です。原因は一概に言えませんが、歯並びや生活習慣、ストレスや頸椎異常、筋肉の緊張などいろいろな要素が絡み合って起こると考えられています。
~治療法~
当医院では①生活習慣の改善 人間にはいろいろな状態や環境に慣れる能力がありますが許容範囲を超えてしまい自覚症状の一つとして顎関節症が発生したと考えられます。
生活習慣の見直しも必要です
②痛みがひどい場合にはスプリント(マウスガード)を就寝時などに装着し顎への負担を少なくなるようにしていきます。