伊勢市⾺瀬町の⻭医者「杉原⻭科」|⼀般⻭科・⼩児⻭科・矯正⻭科

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  • 歯の神経のお話~大切な歯を残すために~
  • 2023年5月1日
  • 歯の神経のお話~大切な歯を残すために~
  • Human teeth diagram. Cross section cavity of the tooth

    虫歯が進行し神経を取りましょうと言われたことがある方も見えると思います。
    しかし、歯の神経って何なのか・・・?取ると取らないではどう違うのか?など、知らないことが多いと思います。

    根管治療は虫歯が進行していることもあり、小さい虫歯に比べると通院回数が多いように思います。しかし、それを放っておくと大変!

    根管治療は根気よく通院することが大切です。

    歯の神経の役割

    歯の神経とは・・・

    歯に虫歯が出来ると痛みを感じます。これは歯の中の歯髄と呼ばれる部分に神経芽通っているからです。歯髄には神経の他に血管が通っており歯に栄養を与えたり酸素を運んだり免疫などの防御半脳を伝達するなど重要な役割があります。

    注意:歯の神経はエナメル質を象牙質にいいわれており、通常は問題になることはありません。

    歯の神経がなくなるとどうなるのか?

    歯の神経芽なくなると痛みは感じなくなります。しかし、歯の神経を取り除くということは血管を含め歯髄全体を取り除く事と意味します。

    そのため、神経を取り除いた歯は血が通わなくなり栄養などが届かず、やがて歯本来の抵抗力がなくなり、枯れた木の枝のようにもろく欠けやすくなります。また再び、虫歯になってもそれを伝えるセンサーを失っているため、虫歯の発見が遅れてしまいます。

    神経の治療はどんなことをするの?痛いの?

    神経にまで虫歯が進行すると、やがて神経が痛んで化膿し、場合によっては顔が腫れたり菌が全身にまわり熱が出ることもあります。

    この被蓋を食い止めるためには歯の神経を取り除く治療が必要となります。

    神経の治療は痛んだ神経を取り除き消毒をおこない、ばい菌が入らないように歯の根に防腐剤を詰め密閉する処置を行います。神経の治療の後はかぶせ物を作ります。

    1. 根管治療・・・感染した歯髄やボロボロになった象牙質、たまった膿などを丁寧に取り除き清掃と消毒を繰り返します
    2. 根管充填・・・清掃消毒した歯根管に防腐剤を詰めて密閉することで周囲への感染を防ぎ、歯の機能を維持させます。
    3. 補綴治療・・・土台になる柱を作ってかぶせ物を装着します。
    4. 定期検診・・・根管治療を施した歯がしっかり機能しているかどうか、再発していないか定期的に確認します

    根管治療は根気よく通院しましょう

    歯の根は人それぞれ形が違い、複雑な構造になっているため細菌を完全に取り除くことは非常に困難です。

    もし細菌を残した状態で詰め物やかぶせ物をしてしまうと根の中で細菌が増殖してあとから床用が悪化するケースもあるため(最悪は抜歯になることも)根管治療はじっくり時間をかけて丁寧な治療を受ける必要があります。

    歯の神経はとても大切です。虫歯が進行する前に呼ぼう、治療をしましょう!
    また治療が必要になった場合には、細心の注意を労力、時間が必要となりますが大切な歯を残すために根気よく最後まで通院しましょう!

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