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- 2023年9月8日
- 顎関節症でお悩みの方へ
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顎関節症ってどんな病気?
口を開閉するときに、顎の関節がパキパキやジャリジャリと音がしたり、痛みがあったり、顎を支えている筋肉に痛みが起こったり、時には口を開けにくくなったりする病気です。
原因はなに?
原因は、歯並びや生活習慣、ストレスや頸椎の異常、筋肉の緊張などいろいろな要素が絡み合って起こると考えられています。
どんな症状があるの?
顎関節症には主に3つの症状があります。下記のような症状がある方は早めの治療開始をお勧めいたします。
顎関節は放っておくと、完治までの時間も長くなってしまいます。- • あごの痛み(顎関節痛、咀嚼筋痛)
- • 口が開かない(開口障害)
- • あごを動かしたときの音(顎関節雑音)
これらの症状は主に食べ物を噛むときや口を動かすときなどによくみられます。
また、あごが外れてしまうこともあります。
どの症状が現れるかは人によって異なり、これらのうち少なくとも1つ以上の症状がみられる場合に顎関節症が疑われます。また、代表的な症状になりますが、これら以外にも、
頭痛、首、などの全身の痛み、めまい、耳鳴り、目の疲れ、鼻づまり、かみ合わせの不調、歯の痛み、飲み込みにくさなど、全身のさまざまな症状を引き起こすこともあります。どんな治療をするの?
当医院では生活習慣の改善やスプリントといってスポーツ選手がするようなマウスガードのようなものを作成し、就寝時に装着していただいています。
痛みがあまりにひどい場合には口腔外科を紹介させていただき、連携して治療を行う場合もあります。
マウスピースの作成は保険適応になりますので、お悩みの方は早めの相談をおすすめ致します。生活習慣の改善とは?
人間にはいろいろな状態や環境に慣れる(順応する)能力があります。しかし、その許容範囲を超えてしまうと故障を訴えます。顎関節症も悪い生活習慣が長い時間かかって許容範囲を超えたため自覚症状が出たと考えられます。このようなことから顎関節症は生活習慣病とも言えます。そこで生活習慣を改善することにより、症状を許容範囲の中へ戻してあげようという考えです。
何に気をつければいいの?
次に挙げる事柄で思い当たるところがあったら直してみてください。
- 症状を悪化させないために、顎で雑音をさせて遊ばないようにしましょう。またお口を大きく開けない、硬いものを無理に噛まない、顎の痛くなる開け方をしない、歯ぎしりや噛みしめ、顎を抑えるなどの習癖がある場合にはやめるようにしましょう。
- 姿勢をよくすることを心がけてみてください。また頬杖をついたり、顎をわざと前にだしてみたり、日中の歯ぎしりなどの口腔習癖はやめるようにしましょう。
- 顎運動のリハビリテーションとして、ご飯、野菜、魚、肉の切り身などの普通の食べ物を奥歯でゆっくり噛んで食べ、片側咀嚼をしないよう気をつけましょう。また、食事中に水やお茶で流し込まないようにしましょう。
- 顎をいたわりながら両方の臼歯でゆっくりと咀嚼する習慣を付けることが大切です。
くよくよせず適度の気晴らしをして、ストレスをためないように心がけましょう。
頑張って続けてみてください!