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- 2023年6月29日
- 歯周病と糖尿病の関係
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負のスパイラル!
糖尿病の人は、歯周病にかかりやすく重症化しやすい
糖尿病が進行し高血糖状態が続くと、体の中の防御反応が低下して感染症にかかりやすくなります。
現在、成人の約8割の人が発症している歯周病も、細菌感染を原因とする感染症の一つです。
そのため、糖尿病の人は健康な人と比べ、歯周病にかかる確率が2倍以上高く、重症化しやすいと言われています。歯周病が悪化すると糖尿病も悪化する!?
歯周病が進行すると、歯周病菌から出される内毒素が歯肉から血管に入り込み、TNF―α(腫瘍壊死因子)という物質が分泌されます。そして、血管中のTNF―αが増加するとインスリンの働きが低下するため、血糖値が上昇してしまい糖尿病の悪化へと繋がります。
また、糖尿病の方が重度の歯周病になった場合、軽度の歯周病に比べて2年後に糖尿病が悪化している確率が5倍高くなると言われており、特に注意が必要です。このように、糖尿病がある人は歯周病にかかりやすく重症化しやすい。
また歯周病がある人は糖尿病の治療が困難になりやすいと言えます。
医科と歯科が連携して、共に治療することで、「糖尿病」と「歯周病」の負のスパイラルを断ち切りましょう!歯周病リスクチェック
- 歯茎が変色(赤色や紫色)したり、腫れていますか?
- 歯がぐらぐらして硬い物が食べにくいですか?
- 若い頃に比べて歯が伸びたように見えますか?
- よく噛めていますか?
- 歯科医に歯周病だと言われたことがありますか?
上記の5つ中、3つ以上該当する方は既に歯周病が進行している可能性がありますので早急に歯科受診されることをお勧めいたします。
5つ中、1つ以上該当される方も定期的な歯科受診をお勧めいたします。~・~・~・
当医院では「糖尿病・歯周病 医科歯科連携手帳」をお渡ししております。
受付までお声がけください。
~・~・~・最近の研究では、歯周病治療とメンテナンスが糖尿病の血糖コントロール改善に関係する事が報告されており、糖尿病(高血糖)と歯周病の間の関連性が
注目されています。当医院では糖尿病の症状がある方に対して、歯周病治療及び定期的なメンテナンスをお勧めしています。