伊勢市⾺瀬町の⻭医者「杉原⻭科」|⼀般⻭科・⼩児⻭科・矯正⻭科

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  • ~重要!予防歯科~ 歯とお口の健康を守るために。
  • 2023年11月27日
  • ~重要!予防歯科~ 歯とお口の健康を守るために。
  • 歯とお口の健康を守るため、「予防歯科」が注目されています。

    いつでも健やかに過ごすには、歯とお口の健康が欠かせません。
    そうした意識が高まるにつれて、歯医者さんや歯科衛生士さんと協力し合って
    歯とお口の健康を守る「予防歯科」に注目が集まっています。
    正しい知識と習慣を身につけて、「予防歯科」をはじめましょう。

    予防歯科とは・・・?

    むし歯などになってからの「治療」ではなく、なる前の「予防」を大切にすることです。
    歯とお口の健康を積極的に守るため、
    歯科医院などでの『プロフェッショナルケア』(略称「プロケア」)と、
    歯科専門家の指導に基づいた毎日の『セルフケア』の両方で、「予防歯科」を実践しましょう。そのためにも、歯科医院での定期的な健康が大切です。

    ・プロケア・・・歯科医院などでの歯みがき指導や予防処置、定期的な検診

    ・セルフケア・・・歯科専門家に指導してもらったことを自分で行う歯のお手入れ

    ※鶴見大学教授/鶴見大学歯学部附属病院
    歯学博士 朝田芳信著書より引用

    小児歯系歯学や矯正を主な研究分野として取り組む。現在は一般社団法人・日本口腔育成学会代表理事。著書に「0歳からの口腔育成」(中央公論新社)など。

    近年、日本でも「予防歯科」が注目されはじめていますが、すでに欧米では、歯科医院で定期的に検診を受けることが習慣になり、日頃から歯科専門家と一緒に歯とお口の健康づくりを実践しています。「予防歯科」の基本は、歯が生えはじめた時から歯の健康を考えることにあります。歯を失うと生活の質(QOL)が下がります。そうならないためにも、正しい知識を身につけ、生涯を通じて歯をトラブルから守り、管理する「予防歯科」が重要なのです。ここ日本でも平成24年に「歯科口腔保健の推進に関する基本的事項」が告示されるなど、「予防歯科」を重んじる機運が高まっています。一生、健康な歯とお口でいるために、「予防歯科」をはじめましょう。

    世界の「予防歯科」はどうなっているの?日本・スウェーデン

    ・スウェーデン・・・「予防歯科」先進国のスウェーデンは、歯が長生き

    かつてスウェーデンは日本と同様に、多くの人がむし歯や歯周病などによって歯を喪失していました。しかし、1970年代に「予防歯科」が国家規模の一大プロジェクトとしてスタートし、その結果、世界で最も歯科疾患の少ない国といわれるようになりました。
    現在、歯科医療の分野では「予防歯科」先進国として知られています。

    ■70歳で残っている歯の平均本数
    スウェーデン・・・21本
    日本・・・16.5本

    ・日本・・・日本でも「予防歯科」への意識が高まっています。

    ここ日本でも国や地方自治体が、歯とお口の健康を重要ととらえ、「予防歯科」の考え方を広めるために、法律や条例の整備などを進めています。その結果、歯科医院で定期的な健診を受ける人や、積極的に「予防歯科」に取り組む歯科医院が増えてきています。

    ■定期健診受診者率(20代以上・男女計)
    2009年・・・34.1%
    2012年・・・47.8%

    予防歯科に積極的に取り組む歯科医院

    「予防歯科」の3つのポイント

    「予防歯科」のポイントは3つ。プロケアとセルフケアで実践しましょう。

    プロケアで実践!

    歯科医院でお口の状態をチェックしてもらいましょう。

    歯並びなど、お口の状態は一人ひとり異なるので、歯医者さんや歯科衛生士さんに自分に合った歯みがき指導やフッ素塗布など専門的なケアをしてもらいましょう。
    みがき残しがないかなどの定期的なチェックのために、
    歯科医院などでの健診を年に2~3回受けることが望ましいでしょう。

    歯科医院で行う主なケア

    ・口腔内診査・・・歯や歯ぐきの状態のチェック。また、お口の中の細菌数の計測など。
    ・歯みがき指導・・・一人ひとりのお口の状態に合ったセルフケア方法の指導。
    ・フッ素塗布・・・高濃度のフッ素を歯に塗布するむし歯予防処置。
    ・スケーリング・・・スケーラーという器具を使った歯石の除去。
    ・PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)・・・
    普段の歯みがきでは落とせない歯垢などを、専用機器で取り除く歯の清掃。
    ・シーラント・・・歯垢が残りやすい歯の噛み合わせなどの溝を樹脂でふさぎむし歯を予防する処置。

    セルフケアで実践!

    歯科専門家に指導してもらった適切な歯のお手入れをしましょう。

    毎日歯をみがいていても、むし歯になってしまった経験はありませんか?
    自分ではきちんとケアをしているつもりでも、みがき残しができてしまうものです。
    歯科医院などで指導を受け、自分に合った適切な方法で
    歯のお手入れをすることが大切です。
    そのためにも、「予防歯科」のポイントに沿ったセルフケアのアイテムを選びましょう。

    自分で行う主なケア

    ・歯みがき(ブラッシング)・・・歯垢をのこさないよう、1本1本丁寧にみがく。
    ・デンタルフロス・・・歯ブラシが届きにくい歯と歯の狭いすき間の歯垢を取り除く。
    ・歯間ブラシ・・・歯と歯のすき間が広くあいている部分の歯垢を取り除く。
    ・デンタルフロス・・・歯並びの良くない部分や、歯の裏側などのみがき残しをピンポイントでみがく。
    ・フッ素配合はみがき剤・・・むし歯を防ぐ薬用成分「フッ素」配合のハミガキ剤を使って歯をみがく。
    ・デンタルリンス・・・殺菌剤などの薬用成分をお口の中のすみずみまで行き渡らせて洗浄する。

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