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- 赤ちゃんの健康のために・・・母子感染予防 歯科
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- 2023年4月1日
- 赤ちゃんの健康のために・・・母子感染予防 歯科
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妊娠中のお口の変化
妊娠中のお口の中は、生活習慣や体質が通常よりも虫歯や歯周病になりやすいのです。
- つわりによって奥歯の歯磨きが難しくなるため磨き残しが多くなります。
- 少しづつ何度も食事をするため、口の中で酸性の状態が長く続き、虫歯ができやすくなります。
- 女性ホルモンが増加して通常よりも歯肉に炎症が起こりやすく妊娠性歯肉炎を引き起こしやすくなります。
- 唾液の性質が変化して、口の中がネバネバになり細菌が活動しやすくなります。
妊娠中でも虫歯や歯周病の治療は可能です。しかし、お母さんのお口の中を清潔にしておくことが赤ちゃんによってもっとも大切です。
歯科医師や歯科衛生士による妊娠中のお口の健康チェックと歯のクリーニングを受けましょう。
妊娠期の歯周病に要注意!
歯周病のひどい妊婦さんは、歯周病菌の影響で早産や低体重出産などの妊娠トラブルの危険性が高くなる事が報告されています。
また、母子感染にとって乳幼児へ虫歯菌が移ってしまうことがあり、虫歯の多いお母さんの子供は早く虫歯になる危険性が高いと言われています。
お母さんのお口の中を清潔にして赤ちゃんの歯と健康を守りましょう!!
母子感染の予防と口腔ケア
感染の窓
感染の窓とは、最も母子感染しやすい特に危険な時期のことで、乳歯の奥歯が生えてくる1歳半~3歳くらいの間のことを言います。虫歯の病原菌であるミュースタンス菌が感染する時期が遅ければ遅いほどお子様の虫歯予防につながります。
母子感染を予防するための口腔ケア
1.歯科医院で歯のクリーニング PMTC
PMTCとは専用の機械を使用し、歯ブラシでは簡単に落とすことの出来ないばい菌の集合体(バイオフィルム)を徹底的に取り除くお口のクリーニングです。3~4か月に一度行うことで非常に効果的に虫歯や歯周病を予防することができます。
2.食後のキシリトールも虫歯や歯周病予防に効果があります。
キシリトールにはミュータンス菌の活動を弱め、感染を防いだり歯垢を剥がれやすくするなどの効果があります。
歯科専用のキシリトールガムはキシリトールが100%で虫歯予防に最適です!!
3.フッ素の利用
フッ素には歯の結晶の構成(歯質)を強くしたり、虫歯の原因菌の活動を抑える効果があります。
生まれてくる赤ちゃんの虫歯予防のためにお口の健康チェックと歯のクリーニングを始めましょう!