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- 歯の補綴はどれがいいの? ブリッジ・入れ歯・インプラントの違いについて
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- 2023年10月8日
- 歯の補綴はどれがいいの? ブリッジ・入れ歯・インプラントの違いについて
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歯を失ってしまったら、人工的な歯を補う治療補綴が必要です。
治療法にはブリッジ・入れ歯・インプラントの3種類があります。
それぞれの治療方法の違いや特徴について解説します。① ブリッジ
歯のない部分の両隣の歯を削り、連結した形の冠を被せます。
保険内・保険外があり材質が異なります。長所
- ・治療期間が短い(約1か月)
- ・固定式で違和感が少ない
- ・銀色なら健康保険で治療できる
- ・審美性にすぐれた素材を使用できる(保険適用外)
短所
- ・両隣の歯を土台とするため、むし歯でない歯を削る必要がある
- ・両隣の歯に負担がかかる(将来、歯根破折の可能性がある)
- ・土台となる歯の状態により、ブリッジができない場合がある
② 入れ歯
歯のない部分に取り付ける、取り外しのできる入れ歯を製作します。
図2
保険内義歯
入れ歯にもいろいろな種類があります。
部分床義歯(レジン床)図2
歯が1本以上残っている場合・・・部分床義歯(部分義歯)
歯が1本も残っていない場合・・・全部床義歯(総義歯)保険治療で作成される場合の材質はほとんどの部分がプラスチックになります。金属部分が少ない、または、ないので強度を確保するために厚みが必要となります。しかしどれだけ厚くしたとしても、強度は金属には及ばず、割れる可能性があります。
殆どの人が慣れますが、異物感を強く感じる方や発音がしにくい方もみえます。長所
- ・治療期間が短い(約2か月)
- ・両隣の歯を削る必要がない
- ・健康保険で治療できる
- ・清掃しやすい
- ・薄い金属の板で作る入れ歯は違和感が少ない(保険適用外)
短所
- ・異物感がある
- ・噛む力は天然歯の15%
- ・審美性において劣る
- ・取り外しの必要がある
- ・将来、歯ぐきがやせていく
保険外診療
金属床
図3
特殊な設計も可能になり、素材は主に金属になるので強度もあり、厚みによる違和感も最大限に少なくなります。
ノンクラスプ義歯
図4
見た目を気にされる方にはこちらをお勧めしています。
入れ歯の代表的な金具部分がないタイプの義歯になり、見た目は義歯を装着しているように見えないのが特徴です。③ インプラント
手術により人工の歯根を顎の骨に埋め込み、
その上に人工の歯を固定します。
詳しくはインプラントページをご覧ください ※リンクさせる保険外のみ
長所
- ・自分の歯と同じように噛める
- ・両隣の歯を削る必要がない
- ・他の歯に負担をかけない
- ・審美性に優れている
- ・固定式で違和感がない
- ・インプラント成功率は90%~95%
短所
- ・手術の必要がある
- ・健康保険で治療が出来ないため、治療費が高額になる
- ・治療期間が長い(約6ヶ月~1年)
- ・骨や全身の状態によってはできない場合がある
- ・タバコを吸う人にはお勧めできない
まとめ
歯の本数や、何を重視するか、費用か見た目かなど、選択は人それぞれ異なると思います。
患者様一人一人に合った補綴をご提案し、ご納得いかれてから治療をはじめていけるよう一緒に考えていきたいと思います。
お気軽にご相談下さい。