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- 【新人 歯科助手さん用】 これだけは!覚えておきたい歯科器具の名称と用途
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- 2025年7月30日
- 【新人 歯科助手さん用】 これだけは!覚えておきたい歯科器具の名称と用途
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歯科助手として働き始めると、最初に戸惑うのが器具の量が多いこと!そして初めて聞く名前ばかり!覚えられない…!といった事が多くの新人助手さんが感じる不安の一つです。
ここでは、日常の診療でよく使われる基本的な器具を厳選してご紹介します。
まずはこれだけ覚えておけば安心!というものをピックアップしました。
写真やイラストと一緒に見ながら、ぜひ時間のある時に、または就職する前に知っておくと良いかと思います。
________________________________________〇基本セット
基本セットと呼ばれて毎回診察の際に使用される事が多いので、基本セットと呼び一つの袋にひとまとめにしている医院が多くあります。

1. ミラー(デンタルミラー)
用途: 歯の裏側や奥歯など、見えにくい場所を映して観察します。
💡ポイント: 曇りやすいので、拭きながら渡すまたは、エアーをかけると曇りが取れます。2. たんしん
用途: むし歯や歯石の有無、歯の表面の状態を確認するための器具。
3. ピンセット
用途: 綿球や小さな器具をつまむときに使います。
💡ポイント: 清潔な面にしか触れないよう、滅菌管理に注意。4. エキスカベーター
用途: 軽いむし歯や仮封材を除去するときに使用。
💡ポイント: スプーンのような先端が特徴。スケーラーは先端が全く違いますが最初はわかりにくいので要注意です。5. バキューム(排唾管・バキュームチップ)
用途: 唾液や水を吸引するための器具。
💡ポイント: 口腔内に入れる際の角度やタイミングが大切。角度によっては嗚咽してしまうこともあります。また喉をつかないように注意しましょう。6 エアシリンジ(3Wayシリンジ)
用途: エアー(風)や水を噴射して、歯面を乾かしたり洗い流したりします。
💡ポイント: 歯を乾燥させて観察しやすくするためにも重要です。力加減に注意しましょう。ここまでは一般的に基本セットと呼ばれる器具の名前と用途になります。
________________________________________〇一般的によく使用される器具
印象材スパチュラ
用途: 歯の型取りに使う材料(印象材)を混ぜるときに使用します。
💡ポイント: 印象材の種類によって混ぜ方も異なります。現在は機械で練る医院が多くありますが、トレーに盛るときには必ず使います。プローブ
用途:歯周ポケットの深さを測る器具
歯と歯肉の間に挿入し、歯周病の進行具合を確認するために使用されます。
💡ポイント:目盛りが付いていて、1mmごとの深さが測れる。
健康な歯肉ではポケットは1〜3mm以内が目安。
4mm以上だと歯周病の可能性あり。
力を入れすぎないように優しく使用するのがコツ
タービン
用途:高速で回転し歯を削る器機
💡ポイント:主にむし歯治療や詰め物の形成などに使われ、エアタービンとも呼ばれます。
コントラハンドピース
用途:低速回転で歯を削ったり仕上げたりする器具
💡ポイント:タービンよりゆっくり回転し、精密な作業に使われます。
超音波スケーラー
用途:超音波の振動で歯石や歯垢を取り除く器械
💡ポイント:主に歯のクリーニングや歯周病治療に使われ歯石除去するなどに使用されます。
使用時には水令しながら行い、熱を持たせないように注意します。
手用スケーラー
用途:歯石やプラーク(歯垢)を除去する器具。
💡ポイント:細かい部分や仕上げに使われます。先端の刃の形で数種類に分けられ、部位によって使用するスケーラーが異なります。
超音波スケーラー、手用スケーラー共に歯肉に傷をつけないよう正しい角度と圧で行うのが大切です。歯科用 バー
用途:タービンやハンドピースに装着して歯を削る小さなドリルのこと
💡ポイント:形や用途に応じてさまざまな種類があります。1本1本にも名前があるので、そちらも覚えましょう。
________________________________________まとめ
歯科助手さんの一日はあっという間。
器具の名前は、一度に全部覚える必要はありません。
まずは、毎日よく目にするものから少しずつ覚えていきましょう。また、診療の度に「これはなんだろう?」と意識するだけでも、自然と知識が身につきます。
焦らずゆっくり覚えていけば大丈夫です。