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- 妊婦さんになったら歯科検診を受けましょう!
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- 2025年3月29日
- 妊婦さんになったら歯科検診を受けましょう!
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多くの市町村などでは、妊婦さんの無料歯科検診を実施しており、
歯科検診の重要性をお伝えしています。
ではなぜ妊娠したら歯科検診を受けるべきなのでしょう??
妊娠性歯肉炎の早期発見・予防が大切!
妊娠中はホルモンの変化により歯ぐきが腫れやすく、炎症(妊娠性歯肉炎)を起こしやすいです。歯科検診で早期発見・予防ができます。
1.つわりによる口腔環境の悪化
つわりで歯磨きがしづらくなり、口腔内の衛生状態が悪化しがちです。歯科検診を受け、適切なケア方法を教えてもらうことが重要です。
2.妊娠中のホルモンバランスの変化による口臭対策
妊娠によるホルモンの影響で唾液の分泌が減ると、口臭が発生しやすくなります。歯科検診を受けて口腔ケアを見直すことが大切です。
3.虫歯や歯周病のリスクが高まる
つわりなどで歯磨きが不十分になってしまったり、食生活の変化で口の中が酸性になるため、虫歯や歯周病のリスクが上がります。
4.歯周病が早産・低体重児出産のリスクを高める
歯周病の炎症が全身に影響を及ぼし、早産や低体重児出産のリスクを高めることが報告されています。
5.妊娠中は治療の選択肢が限られる
妊娠中は使用できる薬や治療法が制限されるため、妊娠前または妊娠初期に問題を発見し、早めに対処することが大切です。
6.レントゲン撮影の回避
妊娠中はできるだけレントゲン撮影を避けたいため、妊娠前に歯の状態をチェックし、治療を済ませておくのが理想的です。
7.出産後は通院が難しくなる
赤ちゃんが生まれると、育児で忙しくなり、歯科医院へ行く時間がとれなくなるため、妊娠中にしっかりとケアしておくと安心です。
8.赤ちゃんの歯の健康にも影響
母親の口腔内に虫歯菌が多いと、赤ちゃんにも感染しやすくなります。妊娠中に口内環境を整えることで、赤ちゃんの虫歯リスクを減らせます。
9.母子ともに健康な妊娠生活を送るため
口腔内の健康は全身の健康にもつながります。妊娠中にしっかり歯科検診を受けることで、安心して健康的な妊娠生活を送ることができます。
☆歯のもとはお母さんのおなかの中でできているのをご存じですか?
赤ちゃんの、<歯のもと>はすでに、妊娠4か月頃から
お母さんのお腹の中でできています。
赤ちゃんはお母さんのおなかに宿ったその時から、ものすごいスピードで成長を始めています。歯について言えば赤ちゃんの歯のもとである歯胚が作られ始めるのは、お母さんの胎内にいる時、およそ6~7週頃といわれています。
妊娠4か月頃から歯胚の外側を包むようにエナメル質という歯の一番外側になる部分と、その内側の部分象牙質が作られます。
その後、歯の根元となる歯根、その内側に神経となる歯髄、歯を支える歯槽骨といった歯の土台となる組織が作られます。
個人差はありますが、生後6~7か月から歯が生え始めます。
☆おかあさんの食事が赤ちゃんの健康な歯を育てます。
赤ちゃんの歯を作るために特に必要な栄養素として挙げられるのが、
カルシウムやリンなどのミネラル分。胎盤が完成し、胎児と母体が臍帯で繋がるようになる4~5か月頃に胎児の歯の発育はどんどん進んでいきます。
この時期にお母さんの栄養状態が悪いと、赤ちゃんの歯が弱くなったり
むし歯ができやすくなると考えられています。
特にカルシウムは歯の石灰化を助け、健康で丈夫な歯をつくります。
妊娠が分かったら、早めに歯科検診を受けて口腔ケアを万全にしておきましょう!