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- 2024年10月29日
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〇むし歯のできかた・原因と対策
むし歯になると結構ショックですよね。
きちんと歯みがきしていたはずなのに・・・なんて思ったりしますよね。
今回はそんなむし歯について知りましょう。
- 硬い歯を溶かすのはプラーク(歯垢)です。
正確にはプラークの中にいるたくさんの
むし歯菌(ミュータンス菌)です。
・プラーク
・ミュータンス菌
- プラークが歯の表面にくっつくと、
プラークの中にいるむし歯菌は食べ物に入っている糖質を
エサにして酸をつくります。
・糖質
・ニュータンス菌
- この酸が歯を溶かします。
これがむし歯です。
歯医者さんでは齲蝕(うしょく)といいます。
・酸
〇むし歯の原因と対策
▶ むし歯の原因となる3つの要素
むし歯は、歯質・細菌・食べ物の3つの要素に時間の経過が加わってできると
言われています。
つまり
これらの3つの要素が重なる時間が短ければむし歯になる可能性が低く、
長ければむし歯ができやすくなるのです。
むし歯の原因となる3つの要素
歯質・・・歯の強さや唾液の力によってむし歯になりやすいかどうかが左右されます。
細菌・・・主なむし歯菌はミュータンス菌です。
この菌が集まってプラーク(歯垢)をつくり、また歯を溶かす酸をつくります。
食べ物・・・糖質の中でも特に砂糖を含む食べ物や飲み物が
むし歯の発生に影響を与えます。
▶ むし歯になるリスクを低くするには
むし歯の原因となる3要素の重なり合う時間や面積をできるだけ少なくすることで、
むし歯菌になるリスクを下げることができます。
▶ 対策
むし歯菌・・・ご家庭での歯みがきや、歯科医院でのプラーク除去。
菌の活動をおさえるキシリトールやフッ化物の使用など。
歯質・・・フッ化物を使った歯質強化。
よく噛んで唾液の分泌を促進。
歯科医院でのシーラントによる予防など。
食べ物・・・バランスのとれた食生活。
おやつの習慣。
砂糖などむし歯の心配がないおやつの選択など。
むし歯予防は、この3つの要素を上手にコントロールすることがポイントです。
まずは、毎日歯をしっかり磨くことからはじめましょう。
※むし歯になる原因は人それぞれ!ご自分に合った予防方法をご相談ください。
〇プラークってなに?図image1
お口の中の代表的な病気であるむし歯と歯周病。この2つの病気の原因は、プラーク(歯垢)
と呼ばれる歯の表面に付着する細菌の集まりです。このプラークについて知りましょう。
- 歯の表面では唾液の成分であるペリクルという糖タンパク質が、薄い膜を作っています。
・ペリクル 唾液の成分
ミュータンス菌
- そこにむし歯の原因となるミュータンス菌などがくっつきます。くっついた菌は、食べ物の中のショ糖を使ってグリコカリックスというネバネバした物質を作り、自分たちが棲みやすい環境を作り始めます。
・グリコカリックス ネバネバした物質
ショ糖
- この状態がしばらく続くと、ミュータンス菌以外にもこの棲みやすい環境をねらって、歯周病の原因となる悪玉菌が侵入し増えていきます。
・プラークの形成・成熟
悪玉菌(歯周病の原因菌など)
プラーク1mgの中には、約1憶匹のたくさんの種類の細菌が棲んでいるといわれています。この細菌たちは、もともと口の中に潜んでいたのですが、プラークという棲みやすい環境を見つけ、移り住みます。その中でもっとも凶悪な細菌は、歯周病の原因菌です。現在、成人の約8割が歯周病を発症しています。
細菌が集まってプラークを形成するには約1日かかるため、食事の後にはまだプラークにはなっていません。それなら「お口をすすぐだけでもよいのでは?」と思うかもしれませんが、プラークは水に溶けない性質を持っています。
そんなプラークを取り除くための一番簡単な方法は毎日の歯みがきです。
ちょっと長く感じるかもしれませんが、一日合計10分ぐらいは歯を磨くようにしましょう。