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- 2022年9月28日
- 誤嚥性肺炎について
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日本人の死亡原因の第三位!
死亡者の95%以上が65歳以上であり、その多くが誤嚥性肺炎なのです。
誤嚥とは
唾液や食べ物を飲み込むときに、誤って気管に入ってしまうことを誤嚥(ごえん)といいます。 通常は気管に食べ物などが入ってしまった場合、むせることで気管から異物を排出する反射機能が働きます。
誤嚥性肺炎とは
この反射機能が鈍ることで、排出できなかった異物が肺に入ったままになってしまい、肺の中で炎症が起こることをいいます。
誤嚥という言葉から、食事中などに食べ物や飲み物が誤って気管に入り込むことで起こると考えられがちですが、原因はこれだけではありません。
実際は就寝中など、食事中以外の唾液の誤嚥により、細菌が気管から肺へと流れ込んで、肺炎になることが多いのです。
就寝中は健全な若者でも、ごく少量の唾液を誤嚥していることが分かっています。したがって嚥下機能が低下した方や高齢者は、より多くの量・頻度で就寝中に唾液を誤嚥していると考えられます。
唾液には1ml中に約1億個の口腔内細菌が含まれているとも言われています。その唾液を肺に誤嚥することで誤嚥性肺炎を発症してしまうわけです。
健康状態が良ければ多少の誤嚥は大きな問題にはなりませんが、免疫力の低下している状態だと誤嚥性肺炎を発症してしまいます。
症状あるいは兆候として、発熱や咳が比較的早期に見られることが多いです。
誤嚥性肺炎を予防しよう!
理想は毎日のケアが大切です☆
現実はなかなか時間が取れなかったり拒否されたり・・・
簡単なことではないと思います。
そんなときはご相談ください☆
歯科衛生士による口腔ケアで口腔内の清掃をお手伝いすることができます!
口腔ケアについて
嚥下機能が低下している場合はリハビリテーションなども有効ですが、
どなたにも言えることは「口腔内をきれいに保つこと」が大切だということです。
そこで必要となるのが『口腔ケア』です。
1.すみずみまできれいに!
口腔内全て(歯、義歯、舌、頬粘膜、口蓋など)をきれいにする必要がありますので、清掃を行っていきます。
2.口の周りの筋力UP!
嚥下体操、舌体操、唾液腺マッサージなどを歯科衛生士と共に行っていきます。
※歯科衛生士による口腔ケアは歯科医院により異なりますが、当医院では担当制にて個々の患者様に合わせて口腔ケア、口腔機能を改善するお手伝いなどをさせていただいております。ご希望に合わせて月1~4回まで選択していただけます。
施設、ご自宅に訪問させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。